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松島さんの指導のもと、
そぼろ状にした餡子をまぶす
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カラコロ工房
和菓子づくりや陶芸、アクセサリーづくりやお香づくりなどを体験することができる「カラコロ工房」。旧・日本銀行松江支店に増改築を施し、2000年にオープンした。体験施設の他にも、雑貨屋さんや食事処、カフェや土産物店などが営業している。地階には日銀の金庫を利用したギャラリーも。 |
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小泉八雲が、カラコロという下駄の音に惹かれたことからこの名がついた |
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京橋川沿いに堂々と構える洋館が、
カラコロ工房なのだ |
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新鋭和菓子職人・松島美奈子さん。
意思が強そうで素敵な女性でした |
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頑固オヤジ、もしくは偏屈ジイサンが出てくるに違いない。と腹を括っていたところに、
「松島です。よろしくお願いします!」
小柄でかわいらしい女性が現れたので、ぶったまげた。
今回、和菓子づくりを教えてくれる職人さんだという。
「今日は、この"ねりきり"と"きんとん"を作っていただきます」
彼女がお手本として作った和菓子を見て、私は青くなった。
こんな繊細な和菓子、不器用な私にはつくれましぇん!
と、及び腰になりながらも、松島さんの手ほどきのもと、色とりどりの餡子と仁義なき戦いを繰り広げ、どうにか和菓子を完成させた。やったぜ。
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「ばら」の花びらをつくるのに悪戦苦闘中。やばい、彫りすぎちまった |
私の作品は、幼稚園児の粘度細工を彷彿とさせるような気がしないでもないが、抹茶とともに味わうできたての和菓子は柔らかくて美味しい。
かたわらで話をしてくれる松島さんの凛とした表情が、それをいっそう引き立ててくれる。
松島さんは、創業明治の和菓子の老舗「彩雲堂」の、数少ない女性職人である。
故郷の広島から、単身松江に乗り込み、松江にある和菓子学校に入学したのは4年前のことだという。
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潜在的才能をいかんなく発揮しました。ご感想は掲示板にお願いします(ぜひ) |
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透きとおった寒天の固まりに包丁を入れる松島さんの真剣な眼差しは、お造りを切る板前さんの姿を思わせる。
松島さんは、ホントに「和菓子が好き」なんだろうな。
伝統ある松江の和菓子づくりの若き担い手に出会うことができた私は、旅の果報者である。
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松島さんつくりたてほやほやの和菓子もいただきました。おいちかった! |
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