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松江郷土館。建築当時は「ロシア宮殿風」といわれたという
松江郷土館。
建築当時は「ロシア宮殿風」といわれたという

 
DATA 松江郷土館

明治36年(1903年)に建てられた建物。明治天皇の行幸は日露戦争などの影響により実現されなかったが、のちの大正天皇が親王であったときに宿泊所として利用した。昭和天皇も親王時代に来館している。
「白亜の文明開化」

松江城山公園を歩いていると、白い建物が視界に飛び込んできた。
めっちゃモダーンな建物やなあ。……むむ?
よく見ると、入母屋造りの屋根瓦が乗っている。
白亜の洋館に、屋根瓦?
立て看板によると、ここ「興雲閣」は、明治時代に天皇を迎えるために造られた擬洋風——洋風スタイルのなかに和風の装飾を取り入れた当時の木造建築——の建物だという。
和と洋の調和が美しくキマっている興雲閣の建築費用は、13,489円。
どうしても「安い!」と思えてしまう、インフレな私であった。
ちなみに、現在の貨幣価値に換算すると1千万円は下らないようです。
ポーチからしとやかに手を振るの巻
ポーチからしとやかに手を振るの巻
興雲閣は、松江の郷土資料館として公開されており、さまざまな文化資料を見学することができる。。
12年に1度行われる船神事「ホーランエンヤ」の模型には、お祭り男たちの威勢のいいかけ声が、今にも聴こえてきそうな迫力がある。
松江の伝統行事である「鼕(どう)行列」で使われる、「鼕」という大きな太鼓を叩くと、重い音色が腹に響いた。
純度の高い、和の音色であった。
鼕を叩く。鼕(どう)行列は、毎年11月3日の文化の日に行われる。ドンドン 日本三大船神事のうちのひとつ「ホーランエンヤ」の模型。前回は平成9年に行われた 2階の「憩いの室」にて記帳中
鼕を叩く。鼕(どう)行列は、毎年11月3日の文化の日に行われる。ドンドン 日本三大船神事「ホーランエンヤ」
(12年に1度の祭り)の模型
2階の「憩いの室」にて記帳中
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