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犀川
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犀川・浅野川
犀川と浅野川は、金沢の市街地を挟んで並行に流れている。 |
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浅野川
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犀川のほとりで育ち、犀川をこよなく愛した金沢の文人、
室生犀星。
ペンネームにその名を配するほどだから、相当思い入れがあったんだろう。
犀川に架けられた犀川大橋と桜橋の間に沿った両側の道は、「犀星のみち」と呼ばれている。
浅野川では、友禅流しが行われる。
友禅流しとは、金沢の伝統工芸品である「加賀友禅」を作る過程において、糊や余分な染料を洗い落とす作業のことである。
金沢百万石まつりでは、いにしえの友禅職人を偲んで「加賀友禅燈ろう流し」が行われるという。
犀星を生んだ犀川を「男川」とよび、友禅を織りなす浅野川を「女川」とよぶ金沢の人は、かなりのロマンチストに違いない。
いつの日か、ふたつの川のせせらぎの違いがわかるようになるくらい腰を据えて金沢を旅してみたいと思う。
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