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【源氏物語ブーム到来!?】京都にある聖地をめぐって推し活を楽しむ。1000年前の物語の世界にどっぷりハマりませんか?

1000年以上前に紫式部によって書かれた日本最古の長編小説『源氏物語』。

誰もが耳にしたことはあっても「古典ニガテだし」「登場人物が多くて途中で挫折した」などの理由から読めていない人も多いのが現実。そこで今回、苦手意識があって読めていないけど実は気になっている源氏物語初心者向けに、京都に数多くある聖地をご紹介するシリーズを始めます。

あなたの興味のある推しポイントをみつけ物語の世界にどっぷりハマりましょう。

『源氏物語』の世界観を京菓子で表現した展覧会、「「京菓子展2024-源氏物語」~ものがたりを食べる~」が京都にある2会場で開催されており、作品をお抹茶とともに味わうことができます。

とんちで有名な「一休さん」でお馴染みの一休宗純和尚を開祖とし、堺の豪商、尾和宗臨によって建てられた大徳寺塔頭「真珠庵」。普段は非公開のこちらの禅寺が3年ぶりに一般公開されています。2024年12月8日まで。ここでは長らく京都国立博物館に寄託している『源氏物語図屏風』が初公開されます。

大河ドラマ「光る君へ」(NHK)では、紫式部が流麗な「かな文字」で源氏物語を描いているシーンが映し出されています。それを観て「私も素敵にかな文字を書いてみたい!」と思った人もいるのではないでしょうか。そこで、京都御所西に「かな書」が体験できるギャラリーがあるとのことでお話を伺ってきました。

京都の北部に位置する世界文化遺産 上賀茂神社。境内を流れる小川やたくさんの木々が生い茂り、心清らに参拝することができます。こちらは伊勢神宮に次いで高い格式を有し、京都で最も古い神社のひとつ。実は紫式部が恋愛成就を願って参拝したゆかりの地でもあるとのことで、権禰宜(ごんねぎ)の芝田豪(しばたごう)様に案内していただきました。

2024年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)では、下級貴族の娘、まひろ(紫式部)が身分差のある道長との恋の行方に悩み、文学の才能に恵まれていてもそれを発揮できずにいるもどかしい様が描かれています。そのような苦悩や情熱をどのようにして源氏物語の創作につなげたのかこれからの展開がますます気になります。

2024年のNHK大河ドラマで描かれる平安貴族の世界。色鮮やかな十二単や長い黒髪、そして源倫子のサロンで繰り広げられる上級貴族の雅な世界は現代の私たちにはどれもこれも馴染みのないもの。そうした平安貴族の世界を1/4のスケールで具現化展示されているのが京都にある「風俗博物館」です。その具現化された展示作品を見れば、なお一層、源氏物語の世界に触れることができるでしょう。

“これから”の人も“ツウ”の人にも、よきかな!百人一首と源氏絵の日本画を見て、学び、120帖の畳の間でじっくり鑑賞しよう

紫式部もこの場所で同じ空を眺めていたかも? 源氏物語が紡がれたこの地で、静寂のなか、心に落ち着きを取り戻そう<京都市上京区>

舞台となった宇治の地で源氏物語の世界を観て、聞いて、体験できるミュージアム

ライター:瀬田かおる

本が好きすぎて読むだけでは満足せず、民間資格である「JPIC読書アドバイザー」を取得。ライターとして、本と読書に関する活動のアイデアを形にするため邁進中です。モットーは『地方に住んでても、何歳からでも、人は変われる!』 全国の個人書店、私設図書室を取材するのが夢です。 noteでは、読了した本の感想を『インクの匂い』に書き溜めています。

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