もっともっと京都を楽しむ!
ようこそ、おおきに。年間200本以上の作品を映画館で観る、映画ライター椿屋です!
映画発祥の地であり、時代劇や歴史ドラマの舞台としても知られる京都。
アニメーションやサスペンスドラマなど、多くの名シーンのロケーションとなった地をめぐりながら、いままでのガイドブックとは違った切り口で、京都の魅力に迫ります。
今回ご紹介するのは、私が敬愛する監督のひとり篠原哲雄監督の最新作『本を綴る』です。2021年、大型書店や電子書籍というライバルの出現に“まちの本屋さん”が8割も消えてしまったことを憂い、東京都書店商業組合が『東京の本屋さん~街に本屋があるということ』というYouTubeチャンネルを開設されたことをご存じでしょうか。
幼い頃からチャンバラ大好き(一番夢中になったのは「三匹が斬る」シリーズ!)なわたくしが今回注目する作品は、現在絶賛公開中の『侍タイムスリッパ―』、略して「侍(サム)タイ」です。
夢枕獏先生ご指名の佐藤嗣麻子監督が「陰陽師」への愛をこれでもかっ!と盛り込み、若かりし頃の晴明を描くオリジナルストーリーで挑まれたとあっては、否が応でも期待に胸が弾むというもの♪
スムーズに印を結ぶために晴明役の山﨑賢人さんが指の骨の間に鍼を打ってまで撮影に臨んだという本作。
一年もの歳月をかけて主君の無念を果たすために討ち入りを成就させる赤穂浪士の伝統的復讐劇は、耐えて、忍んで、仇討を成し遂げたとて万々歳とはいかぬお涙頂戴ストーリー。日本人が大好物な要素がこれでもか!と詰まった歴史的トピック!
映画ファンならなんとな~く聞き覚えのあるこのタイトル。ええ、そう、本作は第57回台湾アカデミー賞に輝く『1秒先の彼女』(2020/ビターズ・エンド)のリメイクなのでございます。
梅雨の晴れ間の深緑を愛でに、貴船まで~。なぜなら、梅雨のジメジメ気分も吹っ飛ばすようなタイムループコメディ by 貴船、その名も『リバー、流れないでよ』が公開されると聞きつけたからでございます。
明治時代の貴重な建造物が集う海軍ゆかりの場所。倉庫群はもちろん、丸ポストや壁を伝う蔦など、フォトジェニックな要素が満載です。ノスタルジックかつレトロな雰囲気を肌で感じられるだけでなく、数多くの映画・ドラマのロケ地として大活躍しております。
そもそも、「湯道」とは何か。現代に生きる日本人が日常の習慣として疑わない「入浴」を「湯道」と名付け、「感謝の念を抱く」「慮る心を培う」「自己を磨く」という三つの精神を核とし、「茶道」「華道」「書道」に並ぶ日本文化として世界へ発信する活動でございます。
今回は、池波正太郎生誕100年企画として誕生した新たな時代劇『仕掛人・藤枝梅安』に注目いたします。主人公・藤枝梅安を、あの!トヨエ……ごほん、豊川悦司さんが演じるとあっては、興奮するなというのが無理なお話。
京都拠点の映画ライター、グルメライター。合言葉は「映画はひとりで、劇場で」。試写とは別に、年間200本以上の作品を映画館で観るシネマ好き。加えて、原作となる漫画や小説、テレビドラマや深夜アニメまでをも網羅する。最近Netflixにまで手を出してしまい、1日24時間では到底足りないと思っている。