春慶絵付け体験
春慶会館では、春慶塗りの絵付けにチャレンジすることができる。絵馬や壁掛け、ペン皿といった木地から好みのものをチョイスしませう。 |
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江戸から昭和までの春慶塗の逸品を、数百点展示 |
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春慶塗は飛騨の伝統工芸で、檜(ひのき)や椹(さわら)の生地に、透漆(すきうるし)という透明な漆をかけて仕上げ、天然の木目の美しさをそのまま生かした漆器だ。
塗りたては黒っぽいが、日が経つにつれて透けてくるのが特徴で、使用するにしたがって美しさを増すという味わい深い工芸品である。
春慶塗の奥深さは、木材を加工する「木地師」と、色をつける「塗師」の二者の職人によって生を受ける点にある。両者は互いに切磋琢磨し、緊張感を持って高めあいながら作品を創造するのである。
今回、「春慶会館」で挑戦したのは、ペン入れに絵をつける体験だ。
さしずめ、木地師と塗師の間に入った「絵師」といったところであろうか。
きめ細やかな木肌に好きなもの(馬)の絵を描き、でっちあげた座右の銘(らしきもの)を添えた。
この落書き&わけのわからん独り言に、美しく漆が塗り込められると思ったら、なんだかもったいない気もするけれど、とにかく、ひと月後に自宅に完成品が配達されてくるのが楽しみである。
塗師さん、よろしくお願いいたします。
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