高山城址・高山城公園
高山城公園は、日本の森林浴の森100選に選ばれている。春の桜、秋の紅葉、爽やかな鳥のさえずりなど、喧騒に疲れた体を癒してくれる自然に溢れている。 |
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山道を歩き、たどりついた高山城址には草木が生い茂っている。
強めに吹きつける山の風が心地よくて、あおむけに寝転がった。
松ぼっくりを実らせた松の葉の隙間から、キザギザに縁取られた青空が見える。
フゥ〜っと深呼吸して、高台の自然に抱かれて、気のすむまで五体を伸ばしきってから、山を降りて高山城公園に向かう。 |
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公園には、高山城主・金森長近の像がそびえていた。
天正14年(1586年)、飛騨国三万三千石の国主として入国した長近は、高山城の建設を始め、13年の歳月を費やして本丸、二之丸を完成させ、以後3年かけて三之丸を築いた。
また、築城と同時に城下町づくりが進められ、高台を武家地、一段低い三町を町人の町とし、京都になぞらえて東山に寺院を設けた。
が、時は流れ元禄5年(1692年)、6代107年続いた金森氏による政治が終わり、元禄8年(1695年)には江戸幕府の命により、日本国中に5つとない見事な城だといわれた高山城は取り壊されてしまった。
しかし、城はなくなっても、高山には風情ある町並みが残されている。
立派な馬に跨った長近の顔は、やっぱり誇らしげである。 |
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跳ね馬に跨る金森長近 |
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馬上の偉人を真似してみました |
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