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鍛冶橋から見た宮川。川沿いで宮川朝市が賑わっている |
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宮川
京都の鴨川を模して整備されたという宮川。高山の歴史を長きに渡って見つめてきた宮川は、市内の中心を流れている。 |
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鍛冶橋の上から、宮川のゆるやかな流れを眺める。
朱色や薄墨色の鯉が、川遊びをする子供たちのはしゃぎ声に臆することなく、ゆったりと泳いでいる。
積み荷をした馬車を通すために造られたという鍛冶橋の欄干には、アシナヅチとテナヅチの像が、向かい合わせに置かれている。
アシナヅチとテナヅチは、出雲神話のなかでヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトと結ばれたクシナダヒメの両親だという。
通称"手長"と"足長"の体型と表情は、愛嬌たっぷりである。 |
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鍛冶橋の欄干に立つ足長像。これぐらい長けりゃね |
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同じく手長像。天井の雑巾がけも朝飯前です |
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宮川に沿って南へ進む。
柳橋と筏橋を通り過ぎると、赤い橋——中橋が目に入った。
うら若き乙女を思わせる、華やかで美しい橋である。
桜が咲き乱れる季節には、周りに淡いピンク色を添えられて、可憐さを増すのであろう。
中橋から宮川に視線を落としていると、静かに揺れる澄んだ水面に誘われて、土手の階段を使って川原に降りる。
水際の大きな石に腰かけたとき、水中を小さな魚がすばしっこく横切っていった。
手を伸ばして指先に触れた川の水は、ひんやりとしていた。
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