精神性が高く、すぐれて造形的な庭。
日本独自の意匠美により構築され、自然の景観を象徴的に表した枯山水の奥義は禅の心にあり。
油土塀(あぶらどべい)で囲まれた方丈の南、白砂と15個の石だけで構成された端正な庭。「虎の子渡しの庭」、「七・五・三の庭」と呼ばれ、大海に浮かぶ島々や星座を意味するともいわれている。庭の作意だけでなく、作庭家や時代も不明という謎を秘める究極の枯山水。
- 龍安寺駅下車、徒歩約8分
- 3月1日~11月30日
└ 午前8時~午後5時 - 12月1日~2月末日
└ 午前8時30分~午後4時30分 - ※2010年1月5日~2月25日 拝観停止
- 大人・高校生500円/小・中学生300円
- 075-463-2216
室町時代後期の画家狩野元信が造ったとされる枯池式枯山水。石組や苅り込みで立体感を表し、白砂は絵画的に曲線を描いているという狩野派の画法を確立した元信らしく絵画的な構成で、見る人が受け入れやすい庭。
- 妙心寺駅下車、徒歩約5分
- 午前9時~午後5時
- 大人・高校生500円/小・中学生300円
- 075-463-2855
和洋折衷の趣を漂わせる幻の天才彫刻家・佐藤朝山のアトリエであった建物「阿吽洞」の前に広がる現代の名庭。東南角の滝組から渓流(さるすべり)が白砂の海にそそぎこんでいる。盛夏には深紅の百日紅が墨絵の世界に華やかな色をそえる。
- 妙心寺駅下車、徒歩約3分
- 午前9時~午後5時
- 大人300円/小・中学生150円
- 075-461-5714
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