白砂と石に水を想う庭、それが枯山水。
流水となり、大海へそそぐ砂の紋様、深山渓谷や海洋、
島々を創り出す石組、枯山水の神髄は禅の教えにあり。
客殿や本堂、舎利殿(しゃりでん)へと続く回廊に仕切られたように広がる庭園は、江戸初期に造られたという平庭式枯山水として名高い。苔と木々の緑に映える舎利殿のはるか向こうに借景である嵐山のたおやかな山姿が望め、手前に三尊石の石組が配されている。
- 鹿王院駅下車、徒歩約2分
- 午前9時~午後5時
- 大人300円/中・高校生200円/小学生100円
- TEL:075-861-1645
足利尊氏が創建し、開山の夢窓国師(むそうこくし)が禅の精神世界を曹源池庭園と大伽藍で構成した大禅刹の天龍寺。嵐山や愛宕山を借景にした池泉を回遊する形式の庭園で、その池泉の対岸にある龍門瀑(りゅうもんぱく)という枯滝石組が、前期式枯山水といわれる。
- 嵐山駅下車すぐ
- 3月21日~11月20日
└午前8時30分~午後5時30分 - 11月21日~3月20日
└午前8時30分~午後5時 - 大人・高校生500円/小・中学生300円
/本堂参拝の場合は100円追加 - TEL:075-881-1235
方丈の南にあり、禅の悟りの境涯を表す「龍吟雲起、虎嘯風生」という語句から名づけられた枯山水。
嵐山を借景に取り入れ、石組と苅り込みが白砂や苔に配され、広がりを感じさせる庭である。
- 嵐山駅下車すぐ
- 春と秋の特別拝観のみ 午前9時~午後5時
- 大人500円/小・中学生300円
- 075-881-1232
「仏が説法する」という意味の名を持つ庭は、室町時代の策彦周良禅師によって作庭されている。背景に嵐山を取り入れ、より風雅さを引き立てた借景式枯山水庭園で屈指の紅葉名所。
- 嵐山駅下車徒歩5分
- 春と秋の特別拝観のみ 午後9時~午後5時
(本堂は4時30分まで) - 庭園=大人500円/小・中学生300円
- 本堂=大人500円/小・中学生300円
- TEL:075-861-0091
室町幕府二代将軍の足利義詮が伽藍を整備し、紅葉の名所として名高い古刹。境内の参道や庭園全体が楓の木々におおわれ、本堂西に小倉山や愛宕山を望む回遊式の枯山水庭園が広がる。
- 嵐山駅下車、徒歩約15分
- 午前9時~午後4時(11月は午後4時30分まで)
- 大人400円/小・中学生200円
- 075-861-0610
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