京都の観光情報

豊かな流れをたたえる大堰川に、連なる山々。自然の景観に富んだ嵐山は、平安時代から景勝地として名を馳せてきました。「奥の庭」は、そんな嵐山の絶景の中、通りひとつ奥に入った空間にあります。嵯峨野の自然を少し移してきたような中庭は「奥の庭」という名にふさわしく、穏やかで、時のながれも緩やかになったような空間です。

こちらでいただける一番のおすすめは「ゆばづくしこ～す」。京都の伝統食・生湯葉をそれぞれ違った味わいで楽しめます。弾力のあるお刺身やサクサクの天ぷらは、これが湯葉かと思うほど。大豆の甘みが凝縮された生湯葉料理は、ヘルシーで女性に人気です。このほかにも豆乳ベースのお鍋に特製チーズを入れ、鴨ロース肉や水菜とともにチーズフォンデュ風にいただく「湯葉フォンデュ鍋」など、オリジナルメニューも豊富で、あれもこれもと、目移りしてしまいます。お料理とロケーションのよさから、桜や紅葉の季節には、半年も前から予約をするリピーターもいるほど人気のお店です。

「奥の庭」と同じ敷地内にある「京土産 良彌」をぶらぶらしてみましょう。

すると、何やら甘い匂いが...。これが嵐山のなかでもここでしか買えない銘菓「どらサァヤ」です。生八ツ橋を、さらに特製のどらやき生地でくるんだオリジナル銘菓は、モチモチとふわふわ、二つの食感が一度に味わえるお菓子。ひとつひとつ店頭で実演販売していて、先ほどからのよい香りはここから漂ってくるのでした。春と秋には季節限定の「どらサァヤ」も登場します。

一方、同じ敷地内にあるサガパーは、お豆腐を使い、あと口さっぱりのソフトクリームが楽しめるお店です。こちらの一番人気は「お豆腐ソフト」。京抹茶や八ツ橋、黒ごまなど、京都らしい和のフレーバーがあり、修学旅行生や女性だけでなく男性にも好評。地元での評判も上々で、中には毎週「お豆腐ソフト」を食べに来るリピーターさんもいるそうです。サガパーにも「お花見桜ソフト（桜餅付き）」など、季節限定ソフトクリームが登場します。そして最近は、お豆腐を使った「おぼろ豆腐チーズケーキ」も人気を集めています。