京都の観光情報

大堰川に面した嵐月の特別室から望む景色は秀逸です。渡月橋、大堰川、嵐山。部屋から続く露天風呂の眼前に広がる眺望は、だれもが想像する「嵐山」の姿ではないでしょうか。そんな風景を眺めながらお湯に浸かれるのは、この上ない贅沢。大堰川の川上から流れこむ風も、いつものお風呂より少しはしゃいだ気分にしてくれそうです。

地下深層水を沸かす嵐月のお湯はかけ流しです。地下深層水はミネラル豊富で、美肌効果も期待できます。質の良い水で古くから有名な京都ですが、嵐山で美肌になれるなんて、これは思いがけないプラスアルファ。翌朝の楽しみが、一つ増えました。滞在中は朝に夕にと時を変えてお風呂に浸かり、時間ごとに異なる嵐山の姿を眺めるのも特別室ならではの楽しみ方です。お風呂上りにはお部屋の畳に寝転んで、何もしないという贅沢を大いに堪能してみるのもよいかもしれません。

嵯峨野散策以外にも、このように魅力の多い嵐山。日中は観光客でにぎわいますが、昼間とは異なる風情を感じられるのは夜と早朝。ここはやはり、一泊するのがおすすめです。

宿泊の場合、嵐月ではお部屋で食事をいただきますが、グループ旅行などの場合は広間を個室対応で用意してもらえるので、皆さん一緒にお食事をいただけます。嵐月の中庭をのぞむ広間は、夜には庭がライトアップされ、幻想的な雰囲気で食事のひとときを盛り上げます。

嵐月のいち押しは、月替わりで旬の野菜と魚をふんだんに用いた季節の会席料理です。時季に応じて趣向を凝らした料理の数々は、一品一品、こころ憎い演出がされています。ひと皿ごとに創り出される四季折々の風情は、食べるのがもったいなく、しばし眺めていたくなるほどです。

また嵐月自慢の純米吟醸「嵐月」も好評で、おみやげに何本も買っていく方も多いとか。さらりと飲みやすい味わいは、食中酒として料理を引き立てます。これならお箸も会話も、一段と弾むこと、間違いないでしょう。
和やかに、そして自分たちのペースで食事がいただけるのも、料理長をはじめとした調理場担当と、接客担当といったスタッフのチームワークのよさゆえ。"気配り上手"という、嵐月の開業以来の評判に違わないもてなしを、食事時間だけでも十分に堪能できます。