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美味いんだろうなー。
あきらめなけりゃよかった
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朱華園
地元の人が「尾道でラーメン食べるならここ」と口をそろえる朱華園は、この地に店を構えて50年以上になる。 |
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「ああ、やっと食べらるっとね……」
「１年待ったもんね」
「ばってん、売り切れっていわれたらどうすっと？」
「『はるばる九州から来たとです！』って無理矢理にでん食べさせてもらうばい」
前に並んでいる女性の２人組が、んもう待ちきらんといった風情でそわそわしている。
朱華園（しゅうかえん）のラーメンは、それほど美味い。らしい。らしいのさ。
私は行列に並んで待つことが不得手な我慢の効かない乙女であるからして、「尾道のラーメン」を食べ損ねた。
京都に帰った今、激しく後悔している。
暖簾を通り抜けて漂っていた美味そうな匂いと、あの九州人ラーメンマニアの会話を反芻しながら啜るカップラーメンの空しさよ。
必ずリベンジしてやるぜ。 |
