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朝日屋。八代目、創業150年とは恐れ入ります
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けんけら
けんけらという名の由来には、"建怪羅(けんけら)"という僧の名前を取った説と、"賢い家来"から取った説がある。美味い、日持ちする、健康によい、顎も鍛えられる、と、いうことなしのお菓子である。 |
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七間通りを散策していると、香ばしい匂いが漂ってきた。
香りの出所であるお菓子屋さん「朝日屋」の店先にて、大野名物"けんけら"をつまみ食いさせてもらう。
腰のくびれをくわえ、ぱきん、と齧る。
お。なかなか骨のあるお菓子だな。
固さに負けまいと、気合いを入れて噛み砕く。
——うーん、一個食べただけじゃわからへんですわ。 店のお姉さんに言い訳しつつ、もうひとつ口に放り込む。
——こりゃ、なんというか、シンプルな美味さがたまらん。
「けんけら」は、炒った大豆をすり潰したものを水あめで固め、くいっとひねりを入れたお菓子である。
——止まらへん。 皿に盛られた試食用のけんけらは猛スピードで減ってゆき、観念した私は、けんけらを10箱購入した。
9箱はお土産用、1箱は自分用に買った。つもりであったのだが。 京都に着く頃には、お土産は3箱に減っていたのでした。ごめんなさい。
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