小京都旅日記小京都について旅のバックナンバー

寺町
巨像の頭上に可愛い屋根がついている


 
寺町通り

初代大野城主・金森長近は、城下の東側に寺を建て、西側を武家屋敷で囲み、防御の役目とした。
「寺町通り」

雨あがりの石畳が、しっとりと光っている。
たくさんのお寺がたたずむ寺町通りを歩く。
浄土宗、禅宗、日蓮宗、真言宗、天台宗など、複数の宗派の寺院が一同に会しているのは、全国的にも珍しいらしい。
普段へらへらしている私でも、この道を歩いていると、おのずと厳粛な気持ちになる。
大野の街並みは碁盤の目状に整備されており、京都とよく似ているが、大野の道幅は京都よりゆったりと広いのに、寺の密集度は高いのが面白い。
「大野は小さな町だから、一日でまわるのにちょうどいいんですよ」
大野名物の"けんけら"を買ったとき、店のお姉さんがニコニコしながらいっていた。
この土地に住むひとの愛情が、お寺や綺麗な水を、そして小さな生き物を守ってきたのかもしれない。
小さな町で小さな旅をするのが、くせになりそうや。
寺の屋根の上に構える北陸の白い空を見て、そう思った。
  春の寺町
春、桜に彩られた寺町通り
雨上がりの寺町
雨あがりの寺町通りを歩く
越前大野城 寺町通り 七間朝市 旧内山家 御清水 イトヨの里 源平酒造 名水そばと里いも けんけら 大野旅日記のTOPへ

詳しい大野市の情報はこちら
企画・制作/大平印刷株式会社©2001-2003 TAIHEI Printing Co.,Ltd. All rights reserved.
当サイトのコンテンツの全部または一部の無断転載を禁じます。記事に関するご意見・ご感想は こちら までお寄せください。