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祇園祭のはじまり 日程カレンダー 山町/鉾町
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祇園祭のイベントをめいっぱい楽しもう!
祇園祭といえば宵(々)山に山鉾巡行、と思っていませんか? もちろんそれらが一番のハイライトではあるけれど、実は7月1日の「吉符入り」から31日の「夏越祭」まで、1ヶ月間にもわたるお祭りなのです。すべての行事に参加すれば、山鉾町の人々に負けず劣らずの「祇園祭通」になれるかも?!

 
1日〜5日 吉符入り(各山鉾町) 15日・16日 宵々山・宵山(各山鉾町)
  いよいよ、この日から祇園祭がスタート。各山鉾の関係者が集まり、祭りの打ち合わせを行います。   宵々山(15日)・宵山(16日)当日は、夕刻からメインストリートである四条通や烏丸通が歩行者天国となります。
2日 くじ取り式(京都市役所) 16日 伝統芸能奉納(八坂神社)
  17日に行われる山鉾巡行の順番を決めるもの。京都市長の立ち会いのもと、くじ取らずの山鉾を除く山と鉾の役員がくじを引いていきます。   祇園田楽や鷺(さぎ)舞、石見(いわみ)神楽など、さまざまな伝統芸能が八坂神社に奉納されます。
10日 神事用水 清祓(鴨川) 16日 献茶祭(八坂神社)
  神輿洗に使用する神事用の水を、早朝に鴨川から汲み上げます。   表千家家元と裏千家家元が隔年で奉仕。拝服席、副席が設けられます。
10日 お迎え提灯(祇園界隈) 17日 山鉾巡行(四条烏丸〜御池通)
  神輿洗の神輿を迎える提灯行列。北観音山の囃子方が奏でる祇園囃子にのって、児武者の姿や小町踊り、鷺踊りなど趣向を凝らした行列が祇園界隈を練り歩きます。祇園万灯会主催。   祇園祭のハイライト。午前9時より、四条烏丸から長刀鉾を先頭に32基の山鉾が市内をゆっくりと巡行します。
10日 神輿洗式(八坂神社〜四条大橋) 17日 神幸祭(八坂神社〜四条御旅所)
  神輿を神用水で洗い清める行事。この神水の飛沫を浴びると厄除けになるとか。   18時頃から八坂神社三基の神輿(中御座・東御座・西御座)が氏子区内を巡行し、24日の還幸祭の日まで四条の御旅所に安置されます。
10日〜14日 鉾建て(各鉾町) 19日〜21日
狂言奉納(八坂神社)
  基礎の石や鉄板にあわせて「転び」や「貫」などといわれる櫓が組み立てられます。それぞれの部材にクギを1本も使わず、縄だけで固定する施工法(「縄絡み」と呼ばれる)が特徴。   3日間にわたり、さまざまな狂言の奉納が行われます。京都学生狂言研究会主催。
10日〜14日 山建て(各山町) 24日 花傘巡行(八坂神社〜市役所前〜八坂神社)
  鉾建てと同様、基礎の石や鉄板にあわせて山が組み立てられます。縄絡みの作業は専門の職人さんが手がけるとあって、その手際の良さはお見事。   馬長稚児や児武者など傘鉾十基あまりが祇園石段下を出発し、市役所前から八坂神社までのコースを巡行します。
12日〜13日 山鉾曳き初め(各山鉾町) 24日 還幸祭(四条御旅所〜八坂神社)
  山鉾の組立が完了すると、祇園囃子を奏でながら試し曳きが始まります。一般の人も山鉾によっては参加可能。   17日から四条御旅所に安置されていた三基の神輿をふたたび八坂神社まで奉還し、御神霊を御本殿の奥深くお鎮めする儀式。17時頃出発し、22時頃までに還幸します。
13日 長刀鉾稚児社参(八坂神社) 28日 神輿洗式(四条大橋)
  長刀鉾の稚児が八坂神社に参拝し、五位少将十万石大名の格式を授かります(「お位もらい」といわれる)。稚児はこの日を境に「神の使い」とされ、地を踏まず、強力(ごうりき)さんの肩に乗って移動するなど厳粛な日々を送ります。   200人あまりの若衆が代わる代わる神輿を担いで四条大橋まで運び、鴨川から汲み上げられた水で洗い清め、格納します。
13日 久世稚児社参(八坂神社) 29日 神事済奉告祭(八坂神社)
  神幸祭と還幸祭で主役を努める久世駒形の稚児が、「神の使い」として八坂神社を参拝します。久世駒形稚児は、京都市南区久世の綾戸国中(あやとくなか)神社の氏子から選ばれます。   祇園祭の終了を奉告し、神恩に感謝する行事。
15日 宵宮祭(八坂神社) 31日 疫神社夏越祭(八坂神社)
  三基の神輿に神霊を遷す行事。境内の照明がすべて消され、和琴の音色が響くなか、神職の行列が本殿から拝殿にうつり、中御座・東御座・西御座の順番に神霊が遷されます。   「蘇民将来之子孫也と記された護符を奉持する者は疫病より免れしめる」という故事により、鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気をはらい護符を授かります。祇園祭の最後をしめくくる神事。
14日〜16日 屏風祭(山鉾町有志の町家・お店)
山鉾町の旧家では表の格子をはずして、秘蔵の屏風などを飾り付けた座敷を解放する「屏風飾り」が行われます。
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