vol.1 ドイツのレストランではその地方のビールを飲むのが普通です
vol.2 中国ではお酒は必ず料理と一緒に楽しむものです
vol.3 本当においしいテキーラは本国に帰ったときに購入します
vol.4 ウィスキーは1対1の水割りで飲むのがいちばんおいしいんです
◆日本で味わう母国の酒と食 母国で楽しむ日本の食と酒 ◆
vol.1 ドイツのレストランではその地方のビールを飲むのが普通です
■T.P 32歳。 観光関係会社勤務。
現在は出産、育児のため、1年間の休職中。在日5年。
ドイツ人がビールを飲むときは、ブレッツェル(塩味のビスケットタイプのパン)や大根の薄切りなどさっぱりしたものを食べることが多いんです。日本人は鶏の唐揚げやフライドポテトなど、油っこいものをたくさん食べるので、最初ちょっと戸惑いました。そもそも、お酒を飲むときの「おつまみ」の習慣が日本ほどありませんね。
ドイツにはビールの醸造所が大小1300以上もありますが、日本のような全国規模の大手メーカーはありません。ドイツのレストランではその地方のビールを飲むのが普通。南ならへレス、ヴァイツェン、北ならアルト、ケルシュというふうに。ですから、注文するときドイツはメーカー名ではなく、ビールの種類を言うんです。
私の行きつけのドイツ料理店は、赤坂の「クライゼル」と六本木の「ベルンズ・バー」。「クライゼル」は、私が勤務しているビルの1階にあるレストランです。ここの料理はとても上品な味。東京という都会の中にあるからかしら、盛りつけも控え目です。それに比べると「ベルンズ・バー」の料理は家庭料理風。素朴なおふくろの味とでもいうんですか。だからここにはドイツ人がいちばんよく集まるんですよ。ビールはどちらも”ビットブルガー“をはじめとする数種類のメーカーのものを置いています。
一方、ドイツでは本格的な日本料理は大きな町に行かないと食べられません。中国料理店ならたくさんあるんですが。でも一時、寿司バーがすごく流行りました。生ものだから年配の人は敬遠するらしく、ブームの中心は、ファッション感覚でちょっと試してみようという若者たちでした。といっても、アボカドを寿司ネタにしたアメリカの”ビットブルガー“のようなオリジナル寿司はないみたい。ごく普通のお寿司です。でも、日本ほど新鮮な魚が手に入りませんから、味では全然かなわないですね。
結局は、ドイツにしろ、日本にしろ、料理はその国で食べるのがいちばんおいしいんじゃないでしょうか。それはお酒についてもいえます。ドイツにも枡で冷酒が飲める粋な日本料理店がありますけど、日本酒は日本で飲むのがやっぱりいちばん。
vol.2 中国ではお酒は必ず料理と一緒に楽しむものです
vol.3 本当においしいテキーラは本国に帰ったときに購入します
vol.4 ウィスキーは1対1の水割りで飲むのがいちばんおいしいんです
※このコンテンツは、宝酒造株式会社「TaKaRa酒生活文化研究所」のホームページ(
http://www.sakebun.com/
)から転載許可のものを掲載しております。
→「酒にまつわるお話」トップページへ
企画・制作/大平印刷株式会社©2001-2004 TAIHEI Printing Co.,Ltd. All rights reserved.
当サイトのコンテンツの全部または一部の無断転載を禁じます。記事に関するご意見・ご感想は
こちら
までお寄せください。