涼を感じる着こなしのポイント
暑いからと、衿合せはゆるめずに、鎖骨を覆うように詰め気味にすると、キッチリ感が出て爽やかに見えます。また、肌着は足のくるぶし位まであるものにすることで、肌の露出を控えた“はんなり”とした清涼感のある装いになります。
シーン別に楽しむゆかたの着こなし
お祭りや花火に出かける時は半巾帯や、兵児帯を合わせてみましょう。また、ホテルのランチや観劇など昼間のお出かけには、長襦袢を着て、名古屋帯でお太鼓結びをするのがおすすめ。帯揚げや帯締めにもこだわって自分らしいオシャレを楽しんでみてください。
シチュエーションに応じて小物使いもアレンジしましょう。扇子は観劇などのフォーマルなシーンで、うちわはお祭りなどのカジュアルなシーンで使うのがベスト。また、汗対策には女性はガーゼハンカチやミニタオルハンカチを、男性は手ぬぐいを懐に忍ばせて、夏の暑さをやりすごすのも粋なものです。
汗ばむ季節に欠かせないハンカチと手拭いもスマートに使いこなしたいもの。男性は手拭いを懐に入れておくか、広げてさっと首にかけて。女性は肌触りのよいガーゼハンカチをそっと袖に忍ばせておきましょう。
ゆかたに日傘を合わせるなら、洋傘っぽくないものがおすすめです。また、色や素材、細かいディテールなど、夏らしいものをこだわって選ぶことで、着こなしに差がつき、見た目にも涼しさがUPします。
帯留めは着こなしにアクセントをつけてくれる重要な小物の一つ。つけるだけで帯がお洒落度UP。工芸作家手作りのガラスの帯留めは、光をうけてキラキラと輝くガラスの質感が美しい逸品です。
一つ持っていればいつでもどこでも涼しい風を運んでくれる夏の必需品。うちわはカジュアルに、扇子はフォーマルにと使い分けましょう。男性はうちわをゆかたの後ろに差し込むと着こなしのポイントに。
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