4月第2日曜日に行われるやすらい祭は、今宮神社の摂社・疫神社の祭礼。羯子役の少年二人、赤・黒の長髪の大鬼、花傘などの行列が、笛や鉦・太鼓に合わせて「やすらい花や」と唱えながら踊り回るちょっと不思議なお祭りだ。風流傘・傘鉾とも呼ばれる約2mの花傘は、桜や椿、山吹、柳などを飾った緋の傘。この中に入ると厄を逃れるというので、人々は競って中に入るのが慣わしだ。春の花の飛散する頃に、疫神も飛び交って疫病が広がるため、それを鎮める鎮花祭と御霊会が一緒になったお祭りがこの「やすらい祭」だという。※写真は本殿とやすらい祭りにちなんで健康祈願などのご焼納がいつでも受けられる「やすらい人形(ひとがた)」
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