人の指の形をしているので指猿。ひとつひとつ形が違う猿のお守り。八坂庚申堂の猿のお守りはすべて小山さんという職人さんが形や表情をかえて作っているそう。
庚申堂の「申」は干支の「さる」のこと。猿は人間に次いでとっても器用な動物。さらに人には使えない足まで使えちゃう。そんな猿パワーにあやかろうと作られたのがこのお守り。これを持てば、苦手な手作業や料理の腕なんかもあがっちゃいそう。
願いを叶えたいと努力するときに、欲はつきもの。その欲を「くくり」つけることで抑え、努力する心を保つ。くくり猿にお願いごとをする時には欲を一つ我慢することを忘れずに。願いがかなう秘けつだとか。
誓願寺の阿弥陀如来は賢問子(けんもんし)、芥子国(けしこく) という父子の合作で半身づつ別々に作ったのにもかかわらずぴったりと合わさったというまさに職人技。そんな職人の魂がこもった阿弥陀如来に「諸芸上達」の意味合いが込められた扇子。
ちょっと落ち着いた和風のお部屋に、扇子をインテリアとして飾ってみよう。壁にいくつか並べてみたり、くつ箱の上にお皿たてなどでたてかけてみるだけで室内が違った雰囲気になるよ。諸芸上達のご利益があるこの扇子なら、たくさんのお客さんをよびこんでくれそう。
家内安全など様々なご利益が。口は災いの元、壁に耳あり障子に目あり。トラブルをさけたいならひとつはもっておきたいお守り。見ざる、言わざる、聞かざるの意味は?
猿が走り出すように、心が欲に走り出しそうになったら、このお守りで理性を保とう。たくさん集めてお部屋にぶら下げればのれん風にも飾れちゃう。
■芸道上達お守り
おそばをすすったり、傘の役割をはたしたり・・・と落語でのアクションにかかせない扇子。これを持てば今すぐ落語家の弟子入りもOK?なほどお話し上手になれそう。