享和三年(1803)創業の同店では、京都の名水「醒ヶ井水(さめがいすい)」を使った生菓子づくりを体験することができます。店の井戸から湧き出る水は、上品な味わいの和菓子づくりに適したクセのない素直な味わいです。体験では京の四季を彩る自然や風物をモチーフにした和菓子を2個ずつ2種類つくります。終了後にはお茶菓子のサービスもあるので、京菓子の世界に思いを馳せながら、くつろぎのひと時を過ごすことができます。美しく美味しい京菓子に秘められた技や想いを体感してみませんか。
- 「桜」の生菓子をつくる
- 今回は「桜」と「蝶々」に挑戦! 職人さんが実際に作りながら説明してくれるから、まずは手順を確認。あっという間に出来上がってしまうから、職人さんの手元をよく見ておかないと。生菓子はスピードが命。乾燥するとひびが入るので、形づくりは素早く。
- 餡(あん)を包もう
- 外側になるピンクの練りきりを平たく伸ばします。白の練りきりを少しとって、中央部分にぼかし込むのだけど、上手にぼかすのは案外難しい。それを裏返して、丸めた餡を包みます。職人さんのように餡が丸いままスッと包むのは難しいから、押し込むように包んでいいんだって。
- 花びらの形をつくろう
- ふんわり感を残したまま少し平らに整えてから、いよいよ花びらづくり。小指をまっすぐ立てて5等分したら、次に花びらの上下を指の腹で挟んで薄くします。指の跡がつかないように優しくつまむのがコツ!
- 三角ベラで仕上げよう
- 三角ベラを5つの花びらの切れ目に当てて、そのままヘラの上端が中央より向こうに当たるように動かします。大きく動かして、真ん中あたりにくる短い切れ込みも同時に入れます。花びらのラインを入れるのと同時に花中央部分にも切れ込みを入れる、ってこと。
- 完成!
- 初めての作業に戸惑いながらもなんとか完成! ぼかしとか切れ込みとか、ちょっとしたコツでいっそう桜らしくなります。同じものをつくっても、ふくらみ具合や形に個性が出ておもしろい。乾燥しないようにパックに入れてくれるので、持ち帰りも安心。もちろんその場で食べてもOK!
- 体験後はほっこりお茶の時間
- 体験した後は、お菓子とお茶のサービスが。手先を細かく使って集中する感覚も心地よかったけど、おいしい和菓子で緊張が解きほぐされる感じもまたいい気分。亀屋良長さんの、のどごしよろしの名水「醒ヶ井水」で、ほっこりした時間を。
職人さんのスピードにはかなわないけど、ちゃんと桜の形ができてうれしい!でもやっぱり職人さんのはふっくらしてるのにキチッと形になってておいしそう。何個つくっても同じに見えるのはさすがです。< さとみ >
桜の後に作った蝶々は、ぼかしやへこませ方が桜と同じだったから上手く出来て楽しかった! 2個ずつ作れるのもうれしいね。< さっつん >
- 体験内容詳細
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- 料金
- 一般 2,700円(税込)
- 学生(18歳以下)2,160円(税込)
- 体験所要時間
約70分 14時~ - 予約
必要 - 持ち帰り
OK(当日中にお召し上がり下さい)
- お申し込み方法・お問い合わせ
- 電話、FAXまたは公式サイトにて。
075-221-2005 075-223-1125
| 9:00~18:00 |
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| 年中無休 (体験は日曜、祇園祭7/11~7/20、お盆・年末年始除く) |
| 075-221-2005 |
| 阪急大宮駅より徒歩約5分 地下鉄四条より徒歩約10分 市バス「四条堀川」下車すぐ(京都駅より9・50・101番) |
| 京都市下京区四条堀川東入ル 一筋目醒ヶ井角 |
| http://kameya-yoshinaga.com/ |
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