<体験について> 体験設定日は木・金・土・日。 体験前には2〜3日前に電話予約をすることがベスト。 また、電話予約をしても藍瓶の調子によっては体験ができないこともあることは、藍が生き物、ということを考えるといたしかたない所だ。電話予約の際に、何を染めたいのか相談しておこう。 住所:京都市下京区五条大宮東入柿本町590 電話:075-821-2592(FAX共通) 営業時間:10:00〜18:00(体験受付は16:00まで) 定休日:月曜日
まず、染める素材となるTシャツを水に浸す。水を十分に吸わせることで、染めムラを最小限に押さえる効果がある。水に浸した後、脱水機で水分をとばして下準備は完了。
台の上にTシャツを広げ、適当に(なれてきた人は染め上がりを考えながら(笑))、生地をつまんで中央に寄せていく。この具合によって染まり方が変わるのである!この作業、手が大きい方がお得。
寄せた生地を崩さないように両手で持ち、静かに藍瓶の中に入れる。このとき、白生地を全部見えないように浸すのがポイント。全部浸さないと、そこだけムラになりやすくなる。藍瓶にいれて約10〜20分、ただじっと待つ。顔がかゆくなっても、かけないのがこの作業のつらいところ。
時間になれば、軽く絞る。間違ってもぞうきん絞りのように絞っては、色むらになりやすいのでかぁるく絞る。
藍の発色は空気によって起こる。絞ったらまんべんなく酸化が進むよう、広げたり手を通したりしつつ空気に触れさせる。
色の状態・染まり方をみてもらいながら、2〜5の作業を繰り返す。だいたい3〜4回繰り返すことが多い。
プロは6)の作業を10〜20回繰り返すそうであるが、体験では藍瓶に入れる〜酸化させるという作業を細かく繰り返すことによって、深い色合いを出していく。
好みの色に染まったら、水洗い。このとき、藍の色がぱっと出てくるので感動すること請け合い。ここまでで作業終了。この日の所要時間は1時間半程度。
この後脱水してもらい、水に濡れたまま袋にいれてもらって持ち帰ることになる。家に持ち帰ったら、いったん陰干し。乾燥したら水か40度程度のお湯につけることで灰汁を抜くことができる。灰汁が抜けるとき、水が黄色く発色するのもおもしろい。