平景清が牢獄に入れられているときに、石の上に爪で観音様を彫り、それを清水に奉納したと言われています。 随求堂の前の石灯籠に収められています。天気がいいと、一部が透けて見えるとも。 ←右上部が「かげきよ」、左上部が「守本尊」、下が「観世音」。 ↓右上部が「かげきよつめがた」、左上部が「くわんぜおん」、下に「施主 糸屋久右衛門 久兵衛 久平治」
この門は八脚門と呼ばれる珍しい建築様式で、なぜか扉がありません。 轟門とは、「お釈迦様の仏教が獅子吼となって四方万里に轟き渡る」という意味が込められています。 重要文化財です。
轟門の前にある手水鉢の台座には、四方に仏、角には梟の浮き彫りがあります。 この水を飲むと、頭痛や歯痛が治ると言われています。
轟門の向かって一番左の柱に、横に渡された柱が突き抜けています。この部分にくぼみがあり、そのくぼみを叩くと、奥の柱へと音が伝わります。 みんなが叩くために、こんなにへこんでしまいました。
朝倉堂の横手にある石に、大きな足跡が残されています。これは、体が大きかった平景清の足跡だとも言われています。 実際は、釈尊の両足形を陰刻しもので、「観仏三昧経」などに仏足を拝めば無限無量の罪けがれも消滅するとあります。しかし、江戸時代からずっと撫でられてきたため、現在では彫刻の文様が消耗してしまいました。 ←横の100円ライターと比べてみてください。
本堂裏の廊下の側面の木に、木目に沿って溝が掘られています。これは弁慶が指で掘ったと言われています。 本堂の裏手です。後ろに見えるのは、縁結びで有名な地主神社です。
清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/ 「弁慶の足跡」と「弁慶の鉄の杖と下駄」は、本殿への参拝経路にあります。 ●拝観時間 午前6時〜午後6時(土日祝日は午後6時30分まで) ●拝観料 大人300円 小人200円 なお、平成14年3月29日(金)から4月10日(水)の間、夜の特別拝観が行なわれます。時間は午後6時30分から午後9時30分(受付終了)、拝観料大人400円、小人200円です。 ●交通 市バス ・・・・「清水道」下車 電車 ・・・・京阪「五条」駅下より徒歩約25分 ・・・・阪急「河原町」駅より市バスで約15分 ・・・・JR京都駅より市バスで約25分