グルメ・お土産

2017.06.30

こんにちは!

お気に入りの店は多いけど、赤ちょうちん系も大好きな藤松です。

 

今回お邪魔するのは、京都府下にも多数の店舗がある焼きとりチェーン『やきとり大吉』さん。

新しく円町にオープンした店舗にお邪魔します!

「チェーンの焼きとり」と侮るなかれ。

大吉さんは、店舗ごとに個性がありどんな客層にも合うやきとり屋さんなんです!!

 

赤ちょうちんと言いましたけれど、京都市内は景観に少々ルールがありまして…。

ご存知の方も多いと思いますが、京都市内の『やきとり大吉』さんは全て白い看板!!

店の構えはこんな感じ。

構えはいつもと異なりますが、店内はといえば…。

白熱灯(今はLEDで省エネ)っぽい独特の明るさ、狭いような広いような不思議な空間と、勘亭流のような文字で書かれたメニューの数々。ああ、ここはやっぱり“大吉”です!

 

実は、

学生時代に3年間僕も近所の大吉さんでアルバイトしていました!!!

安心感があり、たまに無性に食べたくなるんです。

 

「いらっしゃい!」

迎えてくれるのは、ご夫婦で店を始めた赤井さん。

開店して1か月半。店主、だんだん笑顔も板についてきていますね。

 

最初に頼むもの、実は私は決めています。

「最初の3品、お願いね」

その一言で、奥さまニッコリうなずきます。

このアットホーム感が、大吉さんのいいところ。

きたきた!

最初のビールとともにいただくのはこの3品!

左から「馬力(にんにくしそ漬け)」、「たたききゅうり」、「百万馬力(刻みしょうがにんにく味噌)」です。

大吉さんで使っているのは無臭ニンニク。明日が仕事でも、安心して馬力つけられますよ!

 

これらは頼んですぐ出てくるのもありがたい!

“ポリポリ、パリパリ…”

心地よい音とともにビールをひとくち!

今日も一日頑張ったなあ…と、思わず言いたくなる至福の時です。

 

では、そろそろ焼き鳥を…。

最初に頼むのはこれまた決めていて、この3品。

「はさみと、ねっくと、つくね。お願い!」

 

ハイっよ!!という店主の元気な声とともに、焼き台にならぶ焼き鳥たち。

「焼きとり屋の店主が、板についてきましたね~」

と、声をかけると、焼き台の向こうから赤井さんはちょっと照れ笑い。

 

実はこの店をオープンさせた赤井さんご夫妻、数か月前までは正真正銘のサラリーマンでした。

旦那さんが料理好きで、いつかは飲食店をやりたいと思っていたこと、そして年齢的に転身するなら今がラストチャンス! と思ったことから一念発起しました。

 

最初は奥さまにはサラリーマンを続けてもらって…、と思っていたのに、気づけば二人で店を始めることに。

「途中から家内の方がノリノリになっちゃって…」

 

焼き鳥から上がる香ばしい煙の向こうから、赤井さんはまたまたちょっと照れ笑い。

写真撮ると言うと、ちょっと口元を引き締めてました。

「ええなあ。夫婦でやってる店って、(藤松調べで)流行るんやで…」

これぞ生業!!

さあ、いよいよお待ちかねの焼き鳥がやってきました!!

左から、はさみ、ねっく、つくね。アツアツで、タレの香りがたまりません!!

改めてプレミアムモルツとともにいただきます。

ほんのり甘辛いタレの具合もちょうどよくて、うまい!

これはビールがすすみます。

 

大吉さんは各店舗が鶏や野菜の仕入を独自に行います。焼き鳥の串打ちも、もちろん店ごと。

そして面白いのはこのタレ!

大吉では、店出しまで3か所の店舗で研修を受けます。

そして各店舗での研修が終了するたび、研修を受けた店のタレを分けてもらうそうです。

 

新店の開店時は、その3つのタレを壺に注ぎこんで自分の最初のタレをブレンド。3店舗のDNAを受け継いだタレは徐々に変化し、やがてその店独自の味ができ上がっていく…。

こういうところに、なんだかロマンを感じてしまいますね。

 

続いて頼んだ「皮」は、塩でいただきます。

飲み物もそろそろ焼酎に替えようか。

 

パリパリに焼き上げられた皮は、芋焼酎と。

焼き具合がよくて、これまた音までうまい。

赤井さんの皮の串うちは、開店前日の試食会でも大吉の先輩店主や本部の方に褒められたというお墨付き。うん、確かに香ばしくて、焼酎との相性も抜群!

 

私が食べている間、店主も奥さまもずっとニコニコ顔。

「おいしかった、また来るよ、って言ってくださるお客さんもいて…」

開店から1か月半、早くも常連候補も現れているようです。

 

円町は大学も近く、働いている人も多い街。

お財布にも優しい大吉なら、馴染みになる学生も出てくるだろうと思います。

ましてやこの店はご夫婦でやっている。

やがてそんな若者たちから、「京都のお父さんとお母さん」みたいに慕われることだって、あるかもしれない。

そんないい店になりそうな雰囲気が、たっぷり伝わってきました。

 

ここは通いたくなる店だなと思いつつ

「おいしかった~、また来きます!」

私もそう言って、店を後にしました。

Information
店舗・施設名 やきとり大吉 円町店
住所 京都市中京区 西ノ京円町12
電話番号 075-406-5300
営業時間 17:00〜
交通 JR「円町」駅下車 徒歩3分
ホームページ http://www.daikichi.co.jp/shop/kyoto/2925.html

Writer藤松幸一

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Writer藤松幸一

南区の業務用酒販店・株式会社ふじまつの社長。 美味しい料理とお酒大好きな1975年生まれ。 『飲食店のトータルサポート』 をテーマに、ただ売るだけでなくお客様がご繁盛して頂ける環境づくりをお手伝います。 面白おかしく、たまには真面目に素敵なお店情報をお届けします。
Twitter:@LIQUR_fujimatsu
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