こんにちは。ライターの江角です!
今回紹介するのは、京都は北のエリア、岩倉にある器のお店「HOTOKI(ホトキ)」です。
ここは器を展示・販売するだけではなく、カフェもあり、陶芸教室もあるというトータルに「うつわ」が楽しめる一軒。
場所は岩倉の閑静な住宅街にあり、地下鉄国際会館駅からは徒歩7分。中心地からだと、車に乗ってちょっとしたドライブ気分で来てもいいかもしれません(駐車場2台完備)。
周辺には畑が広がり、空も広く、何とものどかな雰囲気。ここへ来るだけで何ともいえない開放感で胸がいっぱいになります。
この場所はもともと陶芸家・清水久さんの工房だったところを、「もっと気軽に器に親しんでもらいたい」との思いから2015 年5月1日にオープンしました。
2階の器を展示・販売するコーナーは、久さんの長男・清水大介さんご夫婦が営む「トキノハ(→http://tokinoha.jp/)」(清水焼団地の中にあります!)の器をはじめ、ホトキオリジナルの器が置いてあり、実際に商品を手にとって選ぶことができます。
ホトキ代表の清水洋二さんは「器というと、ちょっとハードルが高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、若い世代にも、もっと器を普段使いしてもらえるよう、京焼きの伝統は大切にしながらも、モダンにアレンジした使い勝手のいい、普段使いの器を揃えています」と話します。
すぐ横にはカフェコーナーがあり、タイミングが合えば作り手が1階の工房で作業する様子を見ながら、お茶が楽しめます。
このカフェでいただけるメニューがまた特別感たっぷり!お抹茶(1000円)は京都の老舗「柳桜園茶舗」のお抹茶が貴重な抹茶茶碗に入ってサーブされるほか、注目度の高い和菓子屋「青洋」によるお干菓子がセットになっていたり。
コーヒー(500円)は、大山崎で自家焙煎した豆を扱う「大山崎コーヒーロースター」によるシングルオリジンの豆を使用されているなど、こだわりのメニューが揃います。
さらに嬉しいのが、コーヒーはギャラリーに置いてある器から、好きな器が選べるということ!「器の薄さや形でその味わいは変わって来ます。器には、そんな楽しみ方があるということも知っていただけたら」と洋二さん。こんな楽しみ方ができるのも、器のお店だからこそ、ですね。
もちろん子連れに嬉しい、オレンジ・アップル・ピンクグレープフルーツなど果汁100%ジュース(500円)もあり、本棚には絵本もあって、さすが30〜40代の子育て世代をターゲットとしているだけあって、完璧です(笑)
ここで何より子連れにいいなと思ったのが、1階にある工房で、とっても気さくに陶芸体験ができること。私が最初に子連れで体験したのが、「電動ろくろ15分体験教室(要・事前予約)」。2000円という価格もお手頃だし、集中力の続かない我が子でも、15分なら集中して楽しめるんじゃないかと思ったのです。
15分というと、あっという間に思えるのですが、実際にやってみると小鉢が3〜4個作れるくらいしっかりした内容で「やった!」感も大いにあり。なかなか土に親しむ機会もない現代っ子にとってはすごくいい体験になるのではないかと思うのです。
もっとたっぷり土と触れ合いたいなら、てびねりコース(4500円・土1㎏分)がおすすめです。約1時間半かけて、カップやごはん茶碗などを自由に制作していきます。小学生以下の子どもなら保護者同伴で6000円(土1.5㎏分)というコースも用意。
息子はこの体験で自分のご飯茶碗を作り、器を大事に使ってくれるようになった上、食も細かったのですが、ご飯に興味を持ってくれるようになりました!
洋二さんは、器ありきの新メニューを考案中だそうで、ふた付の器に入った見目麗しいスイーツがこの夏登場するかも? ほか、お店のある岩倉を盛り上げるべく楽しそうなイベントも企画(6月4日(日)「岩倉マルシェ」を開催!)されていて、今後も目が離せません。
(※価格は全て税抜表示です)
店舗・施設名 | HOTOKI うつわの店・カフェ・陶芸教室 |
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住所 | 京都市左京区岩倉西五田町17−2 |
電話番号 | 075-781-1353 |
営業時間 | 10:00~19:00 水曜休み |
交通 | 電車:京都市営地下鉄 烏丸線 国際会館駅.3番出口より徒歩7分 市バス:5系統岩倉行.京都駅→四条河原町→三条河原町→岩倉操車場前(終点)下車徒歩3分 |
ホームページ | http://hotoki.jp/ |
Writer江角悠子
Writer江角悠子
京都在住のフリーライター。
2008年生まれの長男と2014年生まれの長女、2人の子どもたち+夫と京都のスポットを巡ることが日々の楽しみ。
WEB:http://w-koharu.com/
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