グルメ・お土産

2025.01.30

世界で唯一の豆乳パティシエ・うのゆきこさんのケーキ屋「むしやしない」は、全商品グルテンフリーのケーキやお菓子を提供しています。

今回はバレンタインにぜひ贈りたい、チョコレートでコーティングされた甘納豆「想う壺」をご紹介します。

 

サンプルからオーダーする新しい形のケーキ屋

叡山電車「一乗寺駅」から、歩いて3分。カルチャースポットとしても人気の街・一乗寺の曼殊院通り沿いに店を構える「むしやしない」。

マンションの一階、暗号のような数字の「648471(むしやしない)」が目印です。

 

「むしやしない」とは、「お腹の虫を養う=むしやしない」という京都の古い言葉で、ちょっとつまめる「おやつ」を意味するそう。

ガラス張りのドアを開け、店内に入ると迎えてくれるカーブしたカウンターの上には、見目麗しいケーキが並んでいます。

並んでいるケーキはサンプルで、「むしやしない」はサンプルからオーダーして、出来立てを提供する新しい形のケーキ屋なのです。

豆乳パティシエでオーナー・うのゆきこさん

 

冷蔵ショーケースの中の風や乾燥にも対応できるケーキを作ることへの葛藤、CO2の問題などから、2023年11月に本格リニューアルを行い、このようなスタイルになりました。

 

カウンターには、京都府産の木材を使用しています。これは、木材の輸出や運搬時などに排出されるCO2の低減、京都の森林整備の促進など、地球温暖化対策やサステナブルという観点から選ばれたそうです。

今までケーキはショーケースから選ぶのが当たり前だったので驚きましたが、オーダーを受けてからケーキが出来上がるまで約5分。デコレーションケーキでも15分ほどで、出来たてがいただけると聞いて、さらに驚きました。

 

店の奥はイートイン席で、テラス席も併設されていて、出来たてケーキをその場で食べることもできます。

窓が大きく、日当たりの良いイートイン席

 

暖かくなったら利用したいテラス席

 

すべての人が笑顔になれるケーキ

ケーキやお菓子作りには、小麦粉、卵、乳製品、ナッツ、フルーツなどが欠かせません。しかし、アレルギーや宗教上の問題などで、ケーキやお菓子を制限されている方もいらっしゃいます。

 

「むしやしない」では、食の制限があるなしに関わらず、選ぶ楽しみ、食べる喜びを誰もが一緒に味わえるよう、小麦粉、卵、乳成分を使用しない、絵本に出てくるようなケーキ「ミラクル*ケーキ」を開発しました。

どのケーキも細部にまでこだわりが散りばめられ、安心して食べることができます。プレゼントしたら、どんな方にも喜んでもらえそう!

 

「ミラクル*」がついている商品は、小麦、乳成分、卵を使用していないお菓子のシリーズで、プリン、ブリュレ、マフィン、クッキーなども展開しています。

卵乳小麦不使用のアレルギー対応プリン「ミラクル*プディング」500円

 

バレンタインやホワイトデーにもおすすめ「想う壺」

壺に入った和洋折衷のお菓子「想う壺」(1,800円)。中には、スイス・カルマ社のチョコレートでコーティングされた、京都・丹波種の大黒豆が入っています。

お店のオープン当初から人気のお菓子で、名前の由来は「気になるあの人を思う壺にさせる」の“思う壺”からきているのです!何ともユニークな名前ですが、箱や壺、中身には強いこだわりが。

 

箱にはスナップボタンやハトメがついていて、箱というよりバッグのよう。

 

また、人とのご縁を大切にしたいという、うのさんの思いから、円がつながり続ける七宝柄がデザインされています。

箱を開けると陶器の壺が。もうこれだけで、心を鷲摑みされます!

 

壺は岐阜県の美濃焼。食べ終わったあとは、梅干しや漬物を入れて再利用できそうですね。

そっと壺の蓋を開けると、チョコレートの香りが広がりました。

最後はすっきり、口どけの良さが特徴のチョコレートでコーティングされた甘納豆は、それぞれ、きなこと抹茶でお化粧しています。

 

ごろんと大きな甘納豆はやわらかで、噛むたび、口の中に広がる甘みがたまりません。

抹茶は抹茶独特のほろ苦さが、チョコレートや甘納豆の甘味を緩和させ、きなことはまた違ったおいしさを味わえました。

実は「むしやしない」は、より安全で安心な食を求め、自社農場を所有していて、大豆や有機枝豆などを育てているのです。自社農場で採れた大豆をきなこにし、「想う壺」でも使用しています。

思いやストーリーが詰まった「想う壺」。プレゼントしたら、お相手の心も思う壺になるかもしれません。

 

※「想う壺」には乳製品が使用されています。

※全て税込み価格

 

 

Information
店舗・施設名 思いやストーリーが詰まった「想う壺」。プレゼントしたら、お相手の心も思う壺になるかもしれません。 ※「想う壺」には乳製品が使用されています。 ※全て税込み価格
住所 京都市左京区一乗寺里ノ西町78
電話番号 075-723-8364
営業時間 10:30〜18:00(LO17:30)
定休日:月曜日・火曜日(祝日に関わらず)
交通 叡山電車「一乗寺駅」から徒歩3分
ホームページ https://648471.com/

Writer小澤まみ

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Writer小澤まみ

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。 書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。
WEB:https://kyotoshoen.com/

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