毎度~!
京都の酒屋・藤松です!
いや~、京都はほんまに毎日暑すぎますね・・
皆さんはこんな暑い暑い日のスタミナチャージにはどんな料理を楽しんではりますか?
焼肉やうなぎもいいですが、最近オススメなのが「ジビエ」なんです。
そう、イノシシやクマ、シカなどの動物たちの肉を使ったメニューです。天然のパワーをもらってる!という気がして、元気が出るんですよね~。
そして今回ご紹介するのはそんなジビエとお酒を昼から、しかもめっちゃめちゃコスパ良く楽しめるお店!
「お料理 MIYAMA」さんは、西木屋町仏光寺を少し北にあがったところに、7月初旬にオープンされました。
「七」が三つ重なって「よろこび」と読みますが、そのロゴが描かれたノレンが目印。
コンセプトは“粋なアテとお酒。よろこぶ酒場”。店内はこんな感じでオシャレな立ち飲みスタイルになってます。
窓の外には高瀬川も見えてて京都らしいのがいいね!
私も窓側のスペースを確保して、さっそく喉を潤しましょか~。
メニューはこんな感じです。
ビールもいいけど、夏っぽい「赤紫蘇酎ハイ」、気になるわ~。
ドリンクはこれでいっとこ!
そしてアテは・・・と。
お~、「ザ・ジビエ」なお肉料理から、スタンダードなメニューまで幅広いね。
今日はせっかくやしジビエメニューでいこかな!
というわけでまずはこの組み合わせ。
とりあえず雉つくね豆腐(700円)&赤紫蘇酎ハイ(700円) ※ともに税込
まずはこの赤が美しい酎ハイでカンパイ!めっちゃスッキリ爽やかで飲みやすい。昔、ばあちゃんが作ってくれた紫蘇ジュースを想い出させてくれる味わいです。
そしてアテ。
雉(キジ)の肉を食べるのは初めてでしたがこれがまた「旨み」がすごい!お醤油を一緒に出してもらったのですが、お醤油は使わずに雉の出汁だけで「なんでこんなにおいしいの!?」という味わい。
雉肉は固そうなイメージだったのですが、全く違う!めっちゃふわふわとした柔らかさ。でもしっかり軟骨などの食感もあって鶏つくねとはまた違った味わいを楽しめる一品です。
いや~、一品目から美味しいですわ!神田さん!
スタッフの皆さん。センターがオーナーの神田風太さん。
「ジビエ」で「MIYAMA」という店名でお気づきの方も多いと思います。ハイ、そうです!こちらのお店は祇園で大人気の、京都・美山でとれた食材を中心に提供されているジビエ料理店「Gibier MIYAMA」の2号店なんです。
「Gibier MIYAMA」と言えば1人3~4万円はするし、正直我々にはなかなか気軽には行けない敷居が高~いお店ですが、なぜこの立ち飲みスタイルで、しかもこの安さのお店を始めはったんですか?と聞いたところ神田さんからは「まずは『ジビエ料理』というカテゴリを知ってもらい、もっと皆さんに身近なものにしたくて!」との答えが。
たしかに『ジビエ料理』と聞くと、正直「ちょっと固くてクセが強いお肉を、田舎に行って食べる料理」というイメージが強くて、特に若い人にはまだまだ馴染みのないものかもしれませんねぇ。しかも1食数万円してたら、「身近な料理」とは言えない・・・
「Gibier MIYAMAでつくってきた料理は、その固さやクセを感じさせない“綺麗な味”を実現しています。だから多くのファンの皆さんに認めてもらえている。こちらで使うメニューも、同じく美山を中心としたルートで仕入れたジビエ肉を、Gibier MIYAMAのスタッフが調理しているので絶対食べやすくてクセになります!共通の仕入れをして、同工程で調理をすることで、こちらのお店に出すメニューのコストをできるかぎり抑えています。」とのこと。
さらに「今は、料理人だけじゃなくて猟師さんの技術もとても進化しているんです。しめ方や保存の方法なども料理人とともに研究してもらい、“どうすればもっと美味しく食べられるか?”ということを突き詰めています。」という話を聞けました。
なるほど、猟師さんから流通、料理人までジビエ業界全体で切磋琢磨しながらレベルアップされているんやなぁ、すごい!
そんな話を聞くと次のメニューも期待が高まるわ~。
ここはあえて普段食べないようなものをいってみましょか!
熊鴨パテ(850円)&聚楽第 純米吟醸(1,000円) ※ともに税込
これまた人生初の熊の肉!しかもパテというとまあまあなクセをイメージしちゃってましたが・・・パワーを感じる熊の赤身と繊細な鴨肉の脂、そして絶妙にミックスされたハーブ&スパイスの相性が見事なこと!
上にトッピングされているのも特製ハーブソースなのですが、これがまた爽やかな香りでウマイ!
パテというとパンチの効いた赤ワインと、なんて組み合わせを考えていましたがここはあえての純米吟醸。“綺麗な味のジビエ”だからこういうフルーティなお酒とも合うんですね。納得。
ほんまにこれは「ジビエの固定概念」が変わっていきますね。
気づけば周りにも若いお客さんが。神田さんの狙いがハマってます。
もっとじっくり楽しみたいところですが、次の約束があるので今日はあと1品で〆よかな。
とメニューを見ると・・・
なにこの魅力的なラインアップ!
全部食べたくなりますやん 笑
でも、今日はラーメン気分!ってことでこちら。
ミヤマの夜鳴きラーメン(600円) ※税込
ミニサイズなのも〆に嬉しいですね。
スープは「ザ・中華そば」というあっさり旨さを楽しめる!なんと、神田さんがこのお店のオープン前に某超有名ラーメン店でスープの作り方を習得されたんですと!間違いなく美味しいのでぜひ試していただきたい。
そして真ん中にドーンと鎮座しているのは特製の炙り焼き豚。
もう驚くくらいプルップルでうまっうまやし!!
単品のおつまみも魅力的ですが、ラーメンとの相性も抜群でした。
いや~、これは大注目の新店です。
「ジビエ食べたことない!」「ジビエはちょっと得意じゃない・・」という方にこそ行っていただきたい「お料理MIYAMA」さん、オススメですよ!
ほなまたっ!
店舗・施設名 | お料理 MIYAMA |
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住所 | 京都市下京区市之町260-2 |
電話番号 | 075-352-5501 |
営業時間 | 15:00 - 23:00 不定休 |
交通 | 京都市バス「四条河原町」・阪急「京都河原町」から徒歩約5分 |
ホームページ | https://www.instagram.com/oryouri_miyama/ |
Writer藤松幸一
Writer藤松幸一
南区の業務用酒販店・株式会社ふじまつの社長。 美味しい料理とお酒大好きな1975年生まれ。 『飲食店のトータルサポート』 をテーマに、ただ売るだけでなくお客様がご繁盛して頂ける環境づくりをお手伝います。 面白おかしく、たまには真面目に素敵なお店情報をお届けします。
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