グルメ・お土産

2024.07.02

清水寺から歩いて3分。産寧坂にある『伊藤軒/SOU・SOU』は、老舗和菓子屋『伊藤軒』とテキスタイルブランド『SOU・SOU』のコラボ和菓子のお店です。

 

2021年に京都デザイン賞を受賞した魅力的なお菓子が並ぶ中、特に“夢のようなひと箱”だと思った「日々・こはく」を紹介します。

 

江戸時代後期から続く和菓子屋『伊藤軒』

1864年(元治元年)創業当時は、因幡薬師参道で瓦煎餅を製造していたそうです。 “手仕事”にこだわり、瓦煎餅や生半菓子など常時500品目のお菓子を扱っています。

 

2015年には伏見区深草にある本店をリニューアルし、本社工場併設ショップカフェ『菓寮伊藤軒』をオープン。

その際、京都のテキスタイルブランド『SOU・SOU』に制服のデザインを依頼し、制服が縁で、2018年に『伊藤軒/SOU・SOU』を立ち上げることになりました。

店長の安藤優理さん。とても快適な着心地だそう

 

コラボ和菓子屋『伊藤軒/SOU・SOU』

「お菓子になったテキスタイルデザイン」をコンセプトに『SOU・SOU』がデザインし、『伊藤軒』が和菓子にした、思わず童心に返るような“わらべ菓子”を販売しています。

伊藤軒/SOU・SOU 清水店にて

 

『伊藤軒/SOU・SOU』のコラボ菓子を取り扱っているのは、JR京都伊勢丹店か、2021年にオープンした清水店だけ。

※一部商品は『菓寮伊藤軒』や『SOU・SOU』の「おくりもの」でも購入可能です。

伊藤軒/SOU・SOU 清水店

 

ちなみに『伊藤軒/SOU・SOU』がお店の名前で、『伊藤軒』と『SOU・SOU』2つのお店が入っているわけではありません。

 

伊藤軒/SOU・SOU 清水店

清水寺参道の店では珍しく白が基調で、ポップで明るい店内は『SOU・SOU』の世界観で彩られていました。

テイクアウトフードも充実していて、職人技術の結晶「上生菓子」を気軽に食べられるように串に刺した「串和菓子」(各500円)は、食べ歩きにもぴったり。

『SOU・SOU』のがま口や足袋などの雑貨も販売していて、長居したくなる楽しい空間です。

お店の奥はフォトスポットで、坪庭も『SOU・SOU』の世界が広がっていました。

特に印象的だったのは、「SO-SU-U(そすう)」柄の障子を使用した天井です。ほんのり明るい間接照明が目にも優しい。こちらもぜひ写真に収めてくださいね。

 

「日々・こはく」

『SOU・SOU』の人気柄の一つ、「日々(ひび)」が琥珀糖になりました(810円)。

琥珀糖とは水、寒天、砂糖を煮詰めて乾燥させたもので、江戸時代に誕生した日本の伝統的な和菓子です。

 

見た目の美しさから「食べる宝石」と言われるほどキラキラと透き通っていて、外側はシャリッ、中はぷるんとした食感が楽しめます。

「日々・こはく」の味は5種類。写真上から時計回りにはちみつ味、かりん味、プレーン、抹茶味、りんご味です。

 

 

はちみつ味

口に入れると、はちみつの甘さが口いっぱいにジュワ―ッと広がりました。

 

かりん味

見た目もかわいい色で、かりんの甘酸っぱい香りが楽しめます。

 

プレーン

The琥珀糖。繊細な甘さが魅力です。

 

抹茶味

濃厚でほろ苦い、抹茶のおいしさを味わえます。

 

りんご味

素材の味が活かされていて、ほのかにりんごの香りがしました。

“楽しくカジュアルに食べて、かわいいと楽しめる。無理なく日本文化を残していけたらいいな”と言う、『伊藤軒/SOU・SOU』の思いがぎゅっと詰まったお菓子でした。

 

※全て税込み価格

Information
店舗・施設名 伊藤軒/SOU・SOU 清水店
住所 京都市東山区清水3丁目315
電話番号 0120-929-110(大代表)
営業時間 10:00 ~ 18:00
定休日:不定休
交通 バス停「清水道」から徒歩7分
ホームページ https://www.kyoto-itoken.co.jp/shop-info/itoken-sousou-kiyomizu/

Writer小澤まみ

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Writer小澤まみ

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。 書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。
WEB:https://kyotoshoen.com/

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