おでかけ

2024.06.26

こんにちは、温泉や銭湯で熱いお湯につかりながらまったりと過ごす時間が何よりの癒しと感じるミヤマグチです。

 

今回お届けするのは、一度閉館してしまっていた「くらま温泉」を再建させるプロジェクトのお話です。

左京区育ちの私、学生時代からくらま温泉に通っていたこともあり閉館のニュースを聞いてかなり凹んでいたのですが、この朗報を聞き、お話を聞かせていただきました!

 

京の奥座敷・鞍馬に湧く名湯「くらま温泉」を襲った2つの災禍

叡山電鉄鞍馬線の終着駅でもある鞍馬と言えば天狗や牛若丸伝説が伝わる「鞍馬寺」や京都三大奇祭の一つに数えられる「鞍馬の火祭」で有名ですが、街道沿いに佇む「くらま温泉」は、数少ない京都市内の天然温泉として京都のお風呂ラバーたちに愛されてきました。

2018年1月撮影 デジスタイル京都過去記事より

 

特に鞍馬の大自然に囲まれた露天風呂からの眺めは最高で、四季を問わず「叡電で行ける小旅行」として、私もリフレッシュしたくなると癒しを求めて通っていました。

ご覧ください、この美しさ~!

2018年1月撮影 デジスタイル京都過去記事より

しかし2020年、コロナ禍によって海外の旅行者が来られなくなり、さらに7月の台風による土砂災害によって1年以上鞍馬行きの叡山電鉄が運休してしまったこともあり、国内はもちろん京都市内からの温泉客も途絶えてしまい・・・

残念ながら2021年に閉館となっていました。

 

くらま温泉を愛するメンバーが集い、再建プロジェクトが立ち上がる!

ご存じの通りくらま温泉以外にもコロナ禍で閉業してしまった施設は数多くあり、ある意味そんなニュースにも慣れてしまっていた昨年、ふらりと立ち寄った立ち飲み屋さんで偶然となりで飲んでいた男性が「くらま温泉を再建させる」という話題を口にされているのが聞こえてきました。

思わず「え!?どういうことですか!?」と声をかけたのが、鞍馬温泉再建プロジェクト発起人の岩本一樹さんでした。

以前は西陣で染色の伝統工芸士として働かれていた岩本さんでしたが、なんとくらま温泉を再建させようと、同じ志を持つ仲間を少しずつ集められて、退職&起業までしてしまったというんです。

マジですか!どんだけ熱い想いなの!

 

「コネ無し、カネ無し、誰にも負けない想いははある!」という状況から、コツコツといろいろな関係者とコネクションを築かれて、くらま温泉の前オーナーまでたどり着き、その想いを認められて施設の運営を引き継がれる契約を締結されたとのこと。

でも、あれだけの大きな建物が数年間営業をしない状況を続けると・・・やっぱり数多くの場所が痛んでますよね・・・

再建に向けて調査を始めてみると、お風呂やボイラーなどの温泉設備はもちろん、館内施設も次から次へと修繕必須の箇所が見つかったそうです。

READYFORより

 

ご覧の通り、屋根も壁もカビだらけに。。

こうなると全部張替えが必要ですよね。

READYFORより

 

想定以上の修繕箇所に、工事見積は膨らむばかり・・・

でも「再建させるからには、来ていただくお客様皆さんに“くらま温泉が戻ってきた!!”という感動を味わってもらいたい!そして完全に復活をさせたい!」と、できる作業はメンバー自ら手を動かしながら、復旧工事を続けられています。

READYFORより。最前列が左側が岩本さん。

 

くらま温泉の復活にむけて、クラウドファンディングをスタート

再建のために必ず修繕が必要なところの改修を進められていますが、例えば大雪によって倒壊してしまった露天風呂の屋根はがれきの撤去に留まっていて、新たな屋根をつくるまでには至っていなかったりと、「本当の意味での完全復活」に向けてはまだお金がかかります。

そこで、「“くらま温泉の再建に参画したい!そして最高の温泉を味わいたい!”という想いを持っていただける方々の協力・支援も得ながら、復活をめざしたい」と、この度READYFORを活用したクラウドファンディングを立ち上げられました。

ここまでお読みいただいた方なら、、、きっと興味を持っていただけているはずですので、ぜひ詳細はこちらをチェックしてみてくださいね!

 

二度の災禍を越えて、くらま温泉再建へ|京の奥座敷、鞍馬に再び輝きを

https://readyfor.jp/projects/kurama-spa

 

ひと口5,000円からの設定ですので、気軽に参加できるのも嬉しいですね。

ちなみに10,000円の支援の場合のリターンは、染色職人である岩本さん手染めのタオル!これは欲しい!

 

プロジェクトの概要

・第一目標金額:500万円

・資金使徒:くらま温泉再建にかかる費用の一部として

・開業までのスケジュール:8月ごろの開業を目指していますが、工事の進捗ならびに許認可の状況によって変更になる可能性がございます。遅くとも11月26日までには開業予定です。

※本プロジェクトはAll or Nothing形式での実施のため、第一目標金額を達成しない場合、いただいたご支援は全額ご返金となり、実行者は受け取ることができません。

 

7月26日(水)現在で、支援総額は約250万円。

目標の500万円まではもう少し、皆さんからのご支援が必要そうです。

この熱い想いに応え、熱い熱いお湯にもゆっくりつかってみたい!!という方はぜひREADYFORのサイトをご覧くださいませ~!

Information
店舗・施設名 くらま温泉
住所 京都市左京区鞍馬本町520
ホームページ https://readyfor.jp/projects/kurama-spa

Writerデジスタイル京都スタッフ

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Writerデジスタイル京都スタッフ

伏見にある印刷会社ではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
Twitter:@digistylekyoto
Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/

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