【伏見区深草】大人が「たのしい」を全力で感じ、子どもがそのままで過ごせる場所＜トーキョーコーヒー京都伏見＞

どうも～。３歳児の娘を子育て中の京都子育てネットワーク、子育てライター朝霧です。

GWはみなさん楽しく過ごされましたか？

わたしは家族で藤森祭へ出かけました♪　深草を味わいましたよ～！

さて、今回は墨染駅から徒歩3分の墨染寺さんで定期的に行われている会。トーキョーコーヒーさんにお邪魔しました。

トーキョーコーヒーとは「登校拒否」のアナグラム（言葉遊び）。

学校でもなく、支援施設でも、フリースクールでもない。

「大人が「たのしい」を全力で感じ、子どもがそのままで過ごせる場所」をテーマに全国360箇所で展開されている新しい居場所。

毎回さまざまなイベントをされているそうですが、取材させていただいた日は「フリーday」。

コーヒーを飲みながらおしゃべりしてもいいし。ゲームしてもいいし、何か作ったりしてもいい。

何もしなくてもいい、そんな日でした。

何もしなくてもいい、そんな日でした。

大人は日頃の悩みから、たわいのない話を繰り広げ、子どもはゲームでコミュニケーションを図る。大人が自然体でいると、子どもたちも自然に肩の力が抜けるんでしょうか。

「俺、〇〇っていうねん、よろしく。」「俺、〇〇、小６よろしくね」

軽く心地よい空間に自然と会話もゲームも進むようでした。

主催者は倉本晶子さん（通称あこさん）

あこさんは中学2年生の男の子と、小学2年生の女の子を子育て中のママ。

現在はオンラインで不登校のお母さん向けの講座や相談会を開催しています。

「お母さんも時には子どものことを忘れ、自分の時間を確保し、我慢をしすぎない。」というのが、実は子どもの活力へつながる。という考えをお母さんたちへ伝えています。

しかし、一人では心が緩められない時もあります。

そんな時に、誰かと繋がれたり一緒に何かをしたりする場所が必要だと気がついたという。

よくSNSなどでは「お母さん、好きなことしましょうよ」という言葉が投げかけられるが、実際何からしたらいいかわからなくなってしまうこともあります。

まずは自分を取り戻す第一歩、気軽に話し合い、心が楽になる場所。を提供したかった。

そんな思いで、トーキョーコーヒーさんを始められたそうです。

参加されている保護者の方へお話を伺いました。

Q,トーキョーコーヒーはどんなひとに知って欲しいですか？

A,不登校のお母さんはもちろん、学校に知って欲しいです！

子どもと先生が仲良くなれる場所として使わせてもらいたいなと思います。

子どもの立場からしたら家で家庭訪問を行うと逃げ場がない閉鎖的な空間なので、こういう第３の場所があれば、全員の会話も進むのではないかと思います。

Q,トーキョーコーヒーに来て良かったことは？

A,同じ悩みを共感し合え、自分だけじゃないと感じられる。

不登校の情報交換はもちろん、親子のリフレッシュの場でもある！

多い時は30人以上の方が参加される会。様々なイベントを行なっているそうです。

過去のイベントの様子

中でも過去に盛り上がったのは蓮の植え替え。

お寺の蓮の植え替えをトーキョーコーヒーメンバーでお手伝いをしたのだとか。

初対面同士にも関わらず、一緒にすることによって「一体感」が生まれ、それぞれみんなが役割を自発的に果たしたそうです。

「信頼関係や人とのつながりを大事にしよう」というのを体現でき、伝えられたイベントになったそうです♪

学びが多く、楽しそうなイベントばかりですね！

最後にあこさんからメッセージ。

「大人が子どもを導く時代は終わった」と思っています。

本来、物事というのはとてもシンプル。自分が好きなものを選び、心地よく生きればいいんです。

でも、大人になればなるほど考えは複雑になって、我慢してしまいがち。その点、子どもは自分の感覚に正直です。

「私はこれが嫌だ」「私はこれが好き」とシンプルに選び生きていく子どもたちの姿から受け取るものは、大人にとって非常に大きいと考えています。

学校へ行けてる行けてないに関わらず「幸せに暮らしていける」ことを考えられる場所にしていきたいと思っています。そして、「大人が楽しい」を味わえる場所に。

大人がホッとできる場所は、子どもにとって安心の場所になります。

ぜひ気軽に遊びに来てみてくださいね。

トーキョーコーヒーの皆さんからお話を伺った前と後では、教育の考え方や捉え方が前向きになりました。

そして、墨染寺内の新緑や春の風を感じることにより、日頃の疲れや悩みがふわっと消えていく感覚がありました。是非、親子で一度、保護者さんお一人でも、遊びに行ってみてください♪