ゆったり過ごせる秘密はその設計にあった！？【コミュニティプラザ深草図書館】絵本コーナーを中心に紹介

こんにちは！

深草地域ライターのざらめです。

絵本が大好きな私が、親子で楽しめる深草のスポットをご紹介します。

こどもと読むのも、自分だけで楽しむのも、絵本を作るのも好き。

そんな私が実際に利用しているお気に入りの図書館で、館長さんにお話しを聞いてみました。

今回取り上げたのは、『コミュニティプラザ深草図書館』。

図書館やし、絵本あるの当たり前や～ん！なんですが、改めて取材してみたら思いがけず、知られざる図書館の設計の秘密も知ることができました。その辺も併せて紹介できたらと思います。

京阪「藤森駅」徒歩約４分。京都市立深草小学校の図書館を地域開放型図書館として運営されているのが『コミュニティプラザ深草図書館』です。深草中学校区・藤森中学校区にお住いの方が利用できます。

蔵書冊数は約２万８０００冊。そのうち絵本は約３０００冊と充実しています。英語の絵本もあります。

赤ちゃん・幼児向け絵本コーナーはこんな感じです。

この図書館は入口で靴を脱いでスリッパに履き替えるのですが、赤ちゃん向け・幼児向けコーナーはスリッパを脱いで床にベタっと座ってゆったり楽しめるようになっています。あかちゃんがハイハイする姿がみられることもあるそうです。

また、こどもさんが自分で選びやすいようにできるだけ表紙を前に向けて置いているそうです。本棚の背も低いので小さいお子さんも手に取りやすいですね。
0～3歳向けのお子さんには赤いシールや赤ちゃんマークもついていてわかりやすくなっています。

少し大きい子向けの絵本コーナーでは、題名だけでは内容がわかりにくいので、季節のコーナーなど特集を組んで、表紙を前にして置いているということでした。
人気の絵本もすぐに探せるように特集を組んだり、表紙が見えるように並べたりと工夫がされています。

コミュニティプラザ深草図書館で印象的なのが『和室！』。

うちの子も好きでよく上がってはそこで絵本を読んでいました。

新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく閉鎖されていましたが、今は復活しています。

和室には縁側もあるんですよ。

確かに和室の懐かしい優しい雰囲気はりラックスして読めますし、親子でコミュニケーションを取りやすい場になりますよね。親子で過ごされる姿はよくあるようですよ。

さらに取材をすすめていくと、コミュニティ図書館として他にも様々な居心地よく過ごせる工夫がされていることが判明。

まず絵本棚、その他いくつかの本棚がカーブしているということ。

館長さんの話では「水の流れを表しているのではないか」ということでした。
それには、理由があって…

天井を見上げてみると丸く形をとっています。

そして、玄関も！

よく通っている今となっては、何気なくみている玄関ですが、そう言われてみたら、インパクトのある丸い形をしています。

確認のためにもう一回、玄関の写真↓↓↓

館長さんによると「これらの丸い形は水車をイメージしていて、図書館全体、川が流れるような穏やかな雰囲気を演出した設計となっている」というお話でした。

私の勝手な憶測ですが…

｛水運の街、伏見｝の歴史も関係しているのかもしれませんね。

実は歴史好きでもある私。

誰か詳しい方がおられたら教えてほしいです。

地域のボランティアの方による絵本の会も開催

コミュニティプラザ深草図書館では、月に1回0～3歳を対象とした親子向け絵本の会『ベビーバンブークラブ』が地域のボランティアの方によって開催されています。

また、4月・9月・12月には絵本やパネルシアター、大型紙芝居、工作などまで楽しめる『お楽しみ会』も開催されていて、大きなお子さんも楽しめる内容となっています。

私が取材した日はクリスマスのお楽しみ会が行われていました。参加者の子どもたちはもちろん、ボランティアの皆さんも楽しんでおられる様子が印象的！

大型紙芝居、大型絵本、ブラックライトシアターとクリスマス工作が楽しめたのですが、ボランティアのみなさんのチームワークと技術の高さにびっくり！本格的な催しものを気軽に楽しめる贅沢感がありました。

今回は絵本や親子向けのイベントを中心に取材しましたが、お話を聞く中で、深草コミュニティプラザ図書館のもつ独特の心地よい雰囲気は、思いのこもった空間設計も関係しているのかもしれないなぁと新たな発見がありました。

皆さんもぜひ親子で、絵本とともにこの心地よい空間を体験してみてくださいね。