こんにちは、コロナ禍以降スパイス料理にはまってる、デジスタイル京都スタッフのタムラです。
以前オープニング当初にこちらでレポートさせていただいた
今秋、開業したばかりのタイ発ラグジュアリーホテル『デュシタニ京都』。
その館内にあるダイニング「Ayatana(アヤタナ)」はミシュランガイド バンコクの一つ星を獲得した元「ボー・ラン」のシェフ監修によるタイの伝統料理レストランです。
こちらのレストランは、日本の精進料理の「五味五食五法」の観念をベースに、伝統的タイ料理にサステナビリティへの思いをつめた、というのがコンセプトになっています。
今回は、監修者である元「ボー・ラン」のシェフ夫妻が来日されるのに合わせ、シェフのボさんとディランさんから直々にタイ料理体験をさせていただきました。
タイ料理の歴史やスパイスの調合方法、そして料理に対するサステナブルなお話と共にタイ料理の魅力を再発見できたワークショップでした。
まず、ウエルカムドリンクとして出されたのは、アヤタナティー。
これは炊飯した玄米を固くなるまで置いておき、それを炒って香ばしくさせ、ハーブとハチミツを加えたオリジナルのお茶。
作る工程は違いますが、日本で言う玄米茶のようなもの。
ハチミツとハーブがほどよく調和し、玄米の香ばしい香りを引き立ててくれます。
タイは日本と同様にお米が主食の国、家庭で余ったご飯の再利用として作られたレシピだそうです。
アヤタナではタイ料理のベースとなるココナッツミルクを毎日手作業で絞って作っています。
これが想像以上に体力仕事であるとか
シェフ曰くここで働く厨房スタッフはこのおかげで上腕二頭筋がたくましいと、ユーモアを交え教えてくれました。
その絞りたてのココナッツミルクを頂きましたが、砂糖を入れたように甘くまろやか
今まで缶詰の味しか知らなかったので、驚きでした
この時点で、ここで提供されるお料理の期待度が高まります。
ワークショップ1品目は「燻製ライスビスケット」
ココナッツファインと乾燥ご飯を混ぜて成形し、最後にジャスミンキャンドルで燻製に香りづけします。
ココナッツの甘さがジャスミンキャンドルで燻されて、甘味が詰まった南国の風が詰まった大人のビスケット、食後酒とも合いそうです。
そして2品目はペーストから作る「海魚のグリーンカレー」。
スパイスシードやハーブを石臼と乳棒を使ってすりおろします。
パクチーなどタイ料理に欠かせない日本で馴染みの薄い野菜は京都の提携した農園で育てています、国産の食材が使われているのも嬉しいですね。
では、実際にこのレストランで頂けるメニューをご紹介します。
今回は5品のアミューズブーシュから3つをいただきました。
1つ目は、「梨とエビ」
繊細にスライスされた梨の下にココナッツやパクチー、エシャロットが隠れています。
食をそそる酸味が、これから始まる未知のタイ料理へのいざないのようです。
一口食べ進む毎に味が様々に変化する、新体験のお味です。
2つ目は「タイ南部風のライスサラダ」。
バナナの葉の蓋を開けると、ライムの葉の下には味付けされたライスが…
添えられたライムを添えていただきます。
先ほどの梨の酢の味からの塩味加減に舌が程よく落ち着いてくれます。
3つ目は「松茸とカガランガルのレリッシュ」。
松茸に見立てたビスケットに、味が凝縮された焼き松茸とエビのペーストを添えていただきます、和のお味にタイのエキゾチックなスパイスを融合させた、これもまた新感覚のお味です。
前菜の後は「ご飯と共に」メインの登場です。
ご飯はタイのジャスミンライスと日本米のブレンド、日本人には馴染みのある食感が嬉しいですね。
メインは、左上から時計回りに「アサリとわかめのココナッツスープ」そして今回のワークショップで作った特別メニュー「魚のグリーンカレー」、「ししとう、唐辛子、バジルで炒めたキノコと鶏レバー」様々な味を程よく楽しめます。
そしてご飯の締めの「リフレッシュ」はデザート。
イチジクがのせられたライスプディングとココナッツペーストのモナカ
ヘルシーな甘味が満腹のお腹を優しく癒してくれます。
そして、デザートの締めくくりは「プティフール」オリジナルのアヤタナティーとともに
ポン菓子や、先ほどのワークショップで作られた「燻製ライスビスケット」もあります。
アヤタナは、タイのホスピタリティーあふれたサービスとラグジュアリーな雰囲気のデュシタニ京都で
タイ料理新鋭味を、優雅に味わうことが出来るレストランです。
店舗・施設名 | Ayatana/デュシタニ京都 |
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住所 | 京都市下京区西洞院町466 |
電話番号 | 075-343-7150 |
営業時間 | ディナータイム 17:30~22:00 (20:00 L.O) |
交通 | 京都市バス50京都駅→「西洞院正面」下車 1分 |
駐車場 | 駐車場有り・駐車場料金が必要です。 |
ホームページ | https://www.dusit.com/dusitthani-kyoto/ja/dining/ayatana/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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