こんにちは、E-TOKO深草地域ライターのあまじです。
散歩が大好きで仕事と育児のすき間時間を見つけては街歩きに繰り出しています!散歩に最適な気候が始まったというのに、10月の連休のうち2日間は夫が不在でこども3人と過ごすことが確定。
そこで終了間近だったE-TOKO深草の謎解きラリーに参戦しようと思い立ち、謎解き初心者親子、母(40代)、長男(小学3年生)、長女(小学1年生)、次男(2歳)の4名で挑戦してきました。(※現在、謎解きラリーは終了しています。)
結論、遠出するのは億劫だけど束の間の週末でも非日常を身近な場所で見つけたい親子にこそ、ローカル謎解き旅、超おススメです!
10月のスポーツの日を含む連休、天気予報は雨模様だけど、せっかく秋らしくなったのでこども3人と家でゲーム三昧は避けたい。
けれど夫は不在だし、遠出せず伏見区内で出かけたい。
ということで思いついたのが「E-TOKO深草」謎解きラリー~きつねの嫁入り、秘密の日記。~への参戦でした。
早速、謎解きアプリをダウンロードし、レインコートと謎解きブックをもって、スタート地点の伏見稲荷大社に車でさくっと向かいました。
私たちが出かけた10月8日(日)は伏見稲荷の講員大祭(全国の稲荷信仰者である講員さんの家内安全を祈願するお祭り)にあたっていて、落語、狂言、上方舞、居合、能といった神賑プログラムが目白押し。
観光客でごった返す中、私たち親子は一つ目の謎、境内案内図に直行。
兄の解いた謎を妹がしっかりメモ
伏見稲荷境内案内図と対峙する長男
手がかりのある拝殿に近づいたり遠くから眺めたり、手ごわい次の謎はなかなか解けません。
2歳児次男が人込みの中で砂利で遊び出したので親の私は警備に徹します。
「こんなんで最後まで謎解きできるんかな」と不安になる親の傍で、長男がポツリと答えをいって、長女がメモをするという謎解き分担サイクルが少しずつ回り始めました。
頼もしい!楽勝?と思った途端「お腹すいたー」の大合唱が。境内左奥の抹茶スイーツのお店「稲荷茶寮」で抹茶アイス(600円)を購入し、無料休憩所で腹ごなし。
長男曰く「しっかり濃い抹茶使ってはるわ」とのこと。
活力を取り戻したこどもたちから「千本鳥居行ったことないし行ってみたい」ということで、謎解きコースでないものの、観光客が吸い寄せられていく千本鳥居へ。
赤い鳥居が連なるトンネルにトンネル大好きこどもたちのテンションも上がります。
トンネルを抜けた奥社奉拝所で、持ち上げた時に感じる重量感で願い事の実現度が測れるというおもかる石をもちあげました。
願い事をしながら持ち上げた「おもかる石」
きつねの形の絵馬あるで~!
思っていたより軽かった「おもかる石」に背中を押され、第3の謎に進むものの、さっぱり要領を得ない。。。
仕方なくスキップし第4の謎に進んだところでこどもたちから「疲れた、帰りたい」。
時刻は14時30分、スタートから3時間半が経過。
本来所要時間は3~4時間なのですが、寄り道したり謎がうまく解けず、まだ行程の半分しか進めていません。
でも明日も休みだし、家から15分で来れるし残りは明日やろう、と本日の謎解きはお開きに。
折り返し地点の「ぬりこべ地蔵」で疲れ果てる
思った以上に進まなかったものの、すぐに謎解き場所に戻れる手軽さとこどもといろんな場所に行けたという満足感で1日目を終えることができました。
それでも煮詰まってしまった謎解きを家で進めるべく、こどもと謎解きブックを眺めていると、ウォーキングマップが謎解きの土台になっているという初歩的な認識が抜けていたことに気づく。
そりゃ進まない訳です。
子連れは現地でじっくり考えられないハプニングも多いので、自宅準備、予習が現地で謎解きをサクサク進めるカギになると反省です。
さあ明日はスイスイ進めてこう!とみんなで気合を入れなおしました。
まさかの2日目も再び伏見稲荷大社からスタート。
世界的大人気パワースポットに2日連続でお参りできるのも幸せなことだなあと思いながら、伏見稲荷を離れると、さっきまであれだけ観光客がいたのがウソのような、閑静な住宅地。
猫と地元の人しか通らないような小道がいくつもあって、あっちだ、こっちだと冒険気分でかき分けていくこどもたちの背中を眺めているのも楽しい。
どんどん家で予習しておいた場所に向かい、へえ深草って伏見稲荷だけじゃないんやね(失礼)と、いろんな歴史的モニュメントを眺めます。
前日たどり着けなかった第5の謎解き目的地「茶碗子の井戸」
順調に自宅予習との答え合わせは進み、この調子でどんどん行こかと声をかけたところで、龍谷大学構内のスターバックスのドーナツの看板が目に入ったこどもから「お腹すいた」。
はい、無理せず休みます。
街中のスタバに比べるとゆったりしたこちらのお店では、学生らしき店員さんもとってもフレンドリーでこどもたちを気にかけて話しかけてくれます。
お腹も心も満たされて、第8の謎の目的地を探していると、「探してはるの、こっちちゃうか」とご近所さんから声をかけられました。
「最近この辺りうろついてはる人多いからね」と目的地と次の目的地のヒントまで!教えてもらい、さらにはぐずつく次男をあやす折り紙までいただきました。
スタバのドーナツでこどもも満足
通りがかりの親切なご近所さんに謎解きヒントと折り紙をいただく
歩道の水たまりで突如ミニカーを走らせる次男
途中雨が降ってきて、歩道に水たまりを見つけた2歳児はミニカーを走らせたり、靴をびしょぬれにしていましたが、謎解きに夢中になる母と兄姉に機嫌よくついてきてくれました。ありがたい(涙)。
手ごわい謎の連続で、ああでもないこうでもない、と言いながら時間をじっくりかけて後半戦の謎を解いていきました。
時刻は14時、スタートから3時間半が経過しようとした頃、なんとか最後の目的地にたどり着いたものの、なかなか答えが出ない。
スマホの歩数表示は17000歩を超えていて、子どもたちも足が痛くて歩けないと嘆き始めたので、現地で答えを出すのは諦め、家に帰ることにしました。
帰宅後も長男と最後の解答をアプリに打ち続けますが「違うようだ」のつれない返答ばかり。
ようやく閃いて謎が全て解けたときには、こどもたちも大喜びで「謎が解けた時ってめっちゃ快感やなあ」という感想とともに、2日間にわたる親子謎解きが終了しました。
親子で深草謎解きラリーに参戦して気づけたのは、こどもは謎かけされると必死で解こうという性質があるので、真剣に付き合ってくれるということ。
そして、地元ラリーだと「今日行けなくてもまた今度~」「今解けなくても写真だけとっておいて家で続きしよ」と心の余裕をもって、こどものやりたいことを優先できること。
深草に潜んでいたたくさんの歴史的モニュメントをこどもと一緒に時間をかけて発見するという、2日間にわたる贅沢な旅を終えることができました。
ローカル謎解きは親子旅にこそおススメです!
謎解きの最終目的地「藤森神社」で立て札に挑む
<「E-TOKO深草」謎解きラリー~きつねの嫁入り、秘密の日記。~>
開催期間 2023年5月13日(土)~10月9日(月・祝)※現在は終了しています。
所要時間 3~4時間 ※子連れの場合は7~8時間かかることもあります。
謎解きキット 1500円
主催 AXELL株式会社、伏見区役所深草支所
企画・制作 TRIAD
店舗・施設名 | 伏見稲荷大社 |
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住所 | 京都市伏見区深草藪之内町68 |
交通 | JR奈良線「稲荷」駅下車すぐ 京阪「伏見稲荷」駅下車徒歩約5分 |
ホームページ | https://inari.jp/ |
Writerあまじやいさ
Writerあまじやいさ
子育て真っ盛りの伏見区民。
深草は通勤途中で通りすぎるだけでしたが、歴史や地名の謂われを知りだすと、いつもの通勤道がもっと面白く感じられるようになりました。これから深草に眠るお宝を掘り起こすべく、いろんな場所を出歩いていきます!