【京都市中京区】街中ホテルで写仏 ～心を研ぎ澄ますマインドフルネス体験～

こんにちは、デジスタイル京都スタッフのミズノです。
最近になってやっと暑さが落ち着いてきましたが、次の季節に移り行く時期というのは、何だか新しいことに意識が向くタイミングでもありませんか?

そんな頃、街中ホテルで新しいマインドフルネス体験ができると聞けば、興味がわかないわけがありません。

「あたらしい、あなたに気づく。」がコンセプトのザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都（京都市中京区船屋町420）は、自分自身と向き合う「マインドフルネス」な体験で「新しい私」を発見することができる魅力的な街中ホテルです。

御池通に面したこのホテルの２Fラウンジで、“仏さまのお顔”を描く写仏体験ができると聞き、早速参加してきましたよ。

<今回のイベントのために、高田慈圓氏が描いたオリジナル仏画「白衣観音」>

■塗香の香りとともに、心と身体が一体化する「心身一如」へ

写仏とは、文字どおり仏さまの絵を描き写すことなのですが、写経と違い写仏する機会が中々ないので、ホテルで体験できるって新鮮ですよね。

講師の僧侶・中村さんによると、そもそも写仏は密教僧の修行のひとつ。
「観音さまを百枚写すと観音さまの夢を見る」と言われ、仏さまを写し描くことで心を落ち着けて安らぎを得られるのだそうです。

写仏の前に塗香（ずこう）で呼吸瞑想を行いました。
日常生活で聞くことのない塗香という言葉。これは粉末状のお香のことで、僧侶が仏事を行うときに身を清めるために体につけるものなのだそうです。
塗香を掌でかえしてから香りを嗅ぎ呼吸を繰り返します。そして頭から身体、胸のまわりの気を整え、いざ写仏へ。

色紙の上に仏画を重ね、鉛筆で輪郭をなぞって描き写します。下絵に沿って水性の色絵鉛筆で色付けしていき、最後に水でぼかして陰影をつけて完成です。

決して難しくはないのですが、描いているときはみんな集中して真剣そのもの。
同じ仏さまを描いているのに、でき上がった作品は一つとして同じ絵にならないところが不思議です。

もうひとつ不思議なことに、描くうちに自分の顔に似てくるのだそうですよ。
さて、私の作品は自分に似ているのかしら？

あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、でも、写仏とはそれでいいのだそう。
あれこれ考えすぎず、「今、この瞬間」に心も身体も意識を集中させることこそ、今を大切に生きるということに繋がるのだとか。
慌ただしい日常から離れ、自分自身のこころと向き合う大切なひと時を過ごすことができました。

❖写仏イベントの様子
https://www.instagram.com/reel/CxsVwtbhuwb/?utm_source=ig_web_copy_link

講師　中村知美氏について

英国IFPA/IFA認定アロマセラピスト・真宗大谷派僧侶・真宗大谷派教師・臨床瞑想指導師・(株)木花 代表取締役・ＮＰＯ法人日本アロマセラピー福祉サポート協会 理事長・智諒庵 庵主

日本マインドフルネス学会・日本印度学仏教学会・パーリ学仏教文化学会等所属

1998年に英国等でアロマセラピー（英国IFPA/IFA）を学び、2001年に株式会社木花を設立。ホテルサロン、産婦人科の産前産後ケア、翻訳などの事業を20年間行う。英国IFPA理事に2年間就任。NPO法人日本アロマセラピー福祉サポート協会を設立し、病院で終末期患者への緩和ケアや医療従事者向けの講習会を行う。2004年に仏教と出逢い、真宗大谷派で得度。大学・大学院・宗門学院で９年間仏教学を学ぶ。現在は、アロマセラピーとマインドフルネスを組み合わせ、病院・ホテル・企業などでのメンタルヘルスケア・スピリチュアルケア・緩和ケア・終末期ケア・グリーフケア等を行う。

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忙しい日常で足をとめて自分自身と向き合ってみたいと思われた方、次回のマインドフルネス体験も好評につき写仏を実施されるそうですよ。
ぜひ参加してみてくださいね。

＜次回詳細＞

❖写仏のマインドフルネス“仏さまの手”

日程：2023年10月18日（水）
時間：13:00～14:30頃
料金：宿泊者3500円／ビジター4000円　※消費税含む

❖写仏のマインドフルネス“仏さまのお顔「白衣観音」”

日程：2023年12月17日（日）
時間：13:00～14:30頃
料金：宿泊者3500円／ビジター4000円　※消費税含む

▼イベントの詳細・ご予約はこちらから
https://www.royalparkhotels.co.jp/ic/kyoto/news/ruwkkmt91/