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こんにちは!
NPO法人 京都子育てネットワーク、ライターの たきしの です!
京都市が2002年度からスタートしている子育て支援の取り組み「ファミリーサポート事業」。
利用されたことはありますか?
「ちょっと気になるけど、詳しく知らないな~」という方、おられるのではないでしょうか。
実は私もそのうちのひとり!
その気になるファミサポを、子育てライターの朝露さんに利用の流れに沿って体験してもらいレポしていきます!
皆さんも、もしも…の時のために疑似体験してみましょう。
「うちも何かサポートしてもらえるかな?【依頼会員(おねがいさん)】」という方も、「子育て中の家族を応援したいな【提供会員(おまかせさん)】」という方も、ぜひご覧いただきたいと思います!
まずは4つのSTEPを見てみましょう♪
この流れ、ひとつひとつは後ほど詳しくご説明をしますね。
STEP1からのご説明に入る前に、子育ての助け合いをつないでくれる『ファミリーサポート事業』ってなぁに?!のご紹介です。
「ファミリーサポート」とは・・・
子育ての手助けをしてほしい人【依頼会員(おねがいさん)】と子育ての手助けができる人【提供会員(おまかせさん)】をつなぐ、京都市からの委託事業です。
依頼会員(おねがいさん):満12歳までの子どものいる方、または妊婦さん
提供会員(おまかせさん):心身ともに健康で援助活動に理解
と熱意を有する、満18歳以上の方(講習受講が必須)
京都市ファミリーサポートセンターより、わかりやすい資料が配布されています。
もちろん!ネットでも詳細がわかります。
「京都市ファミリーサポートセンターホームページ」
http://www.kyo-yancha.ne.jp/famisapo/
ファミリーサポートセンター深草支部である「深草児童館」へ、依頼会員(おねがいさん)の登録会にお邪魔してきました!
京都市青少年科学センターの近くにある深草児童館。
乳幼児クラブやイベントなどでご存知の方も多いですよね!
依頼会員(おねがいさん)の登録会は、深草児童館で年に3回行われています。
他の地域でも支部ごとに年に3回実施されており、都合に応じてどこの登録会に参加してもOKとのことです!
日程は、ホームページにて随時更新されています。
http://www.kyo-yancha.ne.jp/famisapo/torokukai.html
この日は、事前に予約されていた5名の方が参加されていました。
児童館の職員さんと提供会員(おまかせさん)の地域リーダーさんの説明により、ファミサポ制度の説明ビデオ視聴、依頼会員(おねがいさん)の登録手続きが行われます。
予約にて託児の利用ができるので、お子さんを連れての参加もしやすいですね!
これで、サポート利用を申し込む準備が整いました!
登録会での手続き終了後、1週間程度で自宅に会員証が届きます。
「あずけたい!」と思っても、安心してサポートを受けるためには登録やマッチングが必要です。
切羽詰まってから問い合わせるのではなく、万が一のために登録しておくと安心です!
今回は、私と同じ深草ママライターの朝霧夏さんに依頼会員(おねがいさん)のモデルをお願いしました!
「手助けして欲しいな」と思ったら、目安として2週間ほど前にファミリーサポートセンターに連絡します。
預ける日は決まっていないけど「近々お願いするかもしれないな~」という方も、事前打ち合わせまで進めておくと安心です!
このマッチングの時、ちょっと気になるのは「相性の合う方はいるかな?」「どんな場所・環境で援助してくれるのかな?」ということではないでしょうか。
センターの方によると・・・
「希望する環境や育児への考え方などがあればお聞きして、条件に合う方を見つけていきます。ただ日程を含め全ての条件を満たす方と繋ぐことが難しいこともあります。」とのこと。
確かに双方の事情はそれぞれですから、常に条件に合うマッチングをお約束するものではないことは理解できますよね。
また「マッチングが成立するまでは、条件の情報のみを扱っています。この段階では、何かのかたちで個人が特定できない範囲でやりとりすることが大切です」ともおっしゃっていました。
そしてお願いする方が決まると・・・
依頼会員(おねがいさん)は、センターから紹介を受けた2~3日以内に提供会員(おまかせさん)に電話をして、事前打ち合わせの日程を決めます。これで提供会員(おまかせさん)に会うことができますね!
提供会員(おまかせさん)のお宅に行って、顔合わせを兼ねた事前打ち合わせを行います。
深草で提供会員(おまかせさん)として活動している竹中さんが、取材に協力してくださいました。
朝霧夏さんがお子さんを連れて、活動の場所である竹中さんのお宅に伺いましたよ♪
「はじめまして~!」の挨拶をしたら、事前打ち合わせ票の内容を一緒に確認します。
早速お子さんは、置いてあったおもちゃで遊びリラックスしている様子です!
事前打ち合わせ票はこんな感じ。
竹中さんは、遠方で子育てしている娘さんから「お母さん、ファミサポやってみれば?」と声をかけられたことをきっかけに、提供会員(おまかせさん)として会員登録されました。
かつて知人同士で子どもを預かっていた頃の思い出があり、地域で子育てを助け合うことは自然に感じられたようです。
地域の子育て家庭を応援しながら、小さいお子さんや若いママたちとの関わりを楽しんでおられるとのこと。
また一方では、小さなお子さんを預かる責任感を強く感じておられました。
提供会員(おまかせさん)登録のための研修では、救急時の対応・お子さんと楽しく過ごせる手遊び・経験者の話などを学ぶこととなっており、その内容を活動時の参考にしているとのことです。
第一に大切なことは安全に過ごしてもらうことで、危ない物が身近にない環境・お昼寝や排せつ・水分補給などに気を配りながら、お子さんから目を離さずにお預かりしているとのこと。
お聞きしているととても気を張る状況ですが、「毎日お世話しているご家族と違って数時間の活動なので、集中して楽しみつつ過ごすことができます」とおっしゃっていました。
こちらの用紙で一つずつチェックできます!
万が一に備えて、会員はファミリーサポートセンター補償保険に一括加入されています。
竹中さんは、実際にお子さんが過ごす環境を見てもらい「心配ありませんか?」と都度確認されています。
そして好きな遊びやおもちゃを聞いて、活動の時にお子さんが楽しく過ごせるよう工夫してくださるんです。
ここまで丁寧に確認してもらうと安心感が増しますね!
今回少し竹中さんとお子さんの二人で過ごしてもらったのですが・・・
ママが離れても、竹中さんと一緒に気に入ったおもちゃやお気に入りの絵本を見て楽しんでくれていたようです!
そして実際の場では、援助活動の終了時に提供会員(おまかせさん)からお子さんの様子を記した報告書を見せて、依頼会員(おねがいさん)から提供会員(おまかせさん)に活動費を直接渡してその日の活動は終了となります。
けっこう詳しく記載されるんですね!
これらの内容は、全てセンターに報告されます。
今回打ち合わせや活動の一部を体験した朝霧夏さんの感想は…
「実際に来てお会いしてみたら安心できますね。難しく考えず、気軽に使っていいんだなって思いました!もっと前から知りたかったなぁ」と、ファミサポの魅力を感じられたようです!
こうやって繋がりができると「また次回もお願いしたいな」「またお子さんと楽しく過ごして手助けできたらいいな」と信頼関係が深まって、地域での助け合いが続いていくんですね。
基本的に2回目以降は、日が合えば提供会員(おかませさん)に直接依頼ができるので安心です!
今回実際に活動されている場所を取材させていただいたことは、とても貴重な機会でした。
そしてさらに、ファミリーサポートセンターで他の提供会員(おまかせさん)にもお話をお聞きすることができたんです!
ファミサポセンターで月に1回開催されている、地域リーダー会議に伺いました。
提供会員(おまかせさん)たちのまとめ役である地域リーダーの会議では、提供会員(おまかせさん)のレベルアップを図る講習会や、会員を増やすための啓発活動などについて話し合われることが多いそうです。
地域リーダーの方々に、提供会員(おまかせさん)たちの活動の様子や思いについてお聞きしてみました!
Aさん:朝ご両親が仕事に向かうタイミングでご兄弟を預かり、少し公園で遊んだ後に保育園と小学校の送り出しをしています。1時間ちょっとの利用ですね。私の夫との二人で、安全確保に気を付けながら過ごしています。お子さんたちがニコニコ笑って私たちのほうに来てくれるのがとても可愛いんです!
Bさん:土曜か日曜、ご両親の休息の目的で1歳さんと4歳さんを2時間ほど預かることがあります。私も夫と一緒に見守っているのですが、すっかりなついてくれているのが嬉しくて、夫が張り切っておもちゃを用意するようになりました(笑)。お母さんからは「しんどい気持ちだった時にこんなふうに繋がりができたこと、とてもありがたいです」と言ってもらい、お子さんたちが「大好き!また行きたい」と言っていることも聞いて、とても励みになっています。
Cさん:保育園の頃からお預かりしていた子が、中学生・高校生になっています。今でも道で会うと声をかけてくれて。「大きくなったなぁ」「今でもしっかり覚えてくれているんだなぁ」と嬉しく思います。
皆さん、活動中の様子を思い出しながらステキな笑顔でお話しておられました。
地域の子どもたちの成長をあたたかく見守り、充実感を持って子育てをサポートして下さっているんですね…!
また会議で毎月事業について話し合いが持たれていること、提供会員(おまかせさん)向けに救急対応や遊びについて定期的な研修を計画されていることを知って、依頼会員(おねがいさん)・提供会員(おまかせさん)双方にとって安心に繋がる仕組みだな、と感じました。
いかがでしたか?
地域で子どもたちの成長を見守り子育てを支えるファミリーサポート。
実際の場面を通して流れを見ていくことで、全体のイメージを持っていただくことはできたでしょうか?
「ちょっと興味がわいた!」「もしものために、登録だけでもしておこうかな?」「余裕のある時間に、子育てを手助けしてみようかな?」なんて思ってくださる方がいれば嬉しいです!
お問い合わせ・お申し込みは、京都市ファミリーサポートセンターまたは各支部へご連絡くださいね!
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京都市ファミリーサポートセンター 075-682-6238 京都市南区東九条東山王町27 元山王小学校北校舎2階
店舗・施設名 | 京都市ファミリーサポートセンター 深草支部(深草児童館内) |
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住所 | 京都市伏見区深草池之内町2 |
電話番号 | 075-642-3525 |
ホームページ | http://www.kyo-yancha.ne.jp/famisapo/ |
WriterスタッフNPO法人京都子育てネットワーク
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こんにちは!深草ママライターです。写真左から、
<左>親子でキャンプやバスケ観戦するのが流行り中のたきしのです!
<中>子どもとおもいっきり遊ぶ事とウクレレが好きな朝霧夏です!
<右>2人の子どもを育てる日々の中で、親子で楽しめる場所やイベントを探し求めているひさのんです!
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