テレビアニメにもなった人気漫画『鬼滅の刃』。
主人公の妹が着ていたピンク色の着物には、「麻の葉」の文様が描かれていました。「麻の葉」には、子どもにすくすくと元気に育ってほしいという想いが込められています。
地下鉄烏丸線「今出川駅」の4番出口を出て、西へ徒歩10分。堀川今出川交差点の南にある5階建てのビルが、金襴(きんらん)専門の製造卸『伴戸商店』です。近くには、羽生結弦選手が参拝したという晴明神社があります。
金襴とは、糸に金箔を巻き付けた金糸や細く切った金箔を織り込み、文様が浮き出るように織った織物の一種です。人形、神具、仏具、茶道具などの用途に用いられています。『伴戸商店』では、約50%が人形に使用されているそうです。
また、大河ドラマや時代劇などでも使用されています。訪れた時は、大河ドラマ『どうする家康』や木村拓哉主演の『レジェンド&バタフライ』のポスターが貼ってありました。
常時約5000種類以上の反物のストックがあり、業界No,1。新作柄の発表は毎年約200種類をリリースしています。1947年の創業以来、約25,000種類の柄を作り出してきました。
▲金襴裂地がずらりと並んでいるお部屋に案内され、圧巻でした。とても豪華で、見ているだけでうっとり
1階のショップでは金襴裂地(きれじ・織物)の切り売りや、金襴裂地を使用したバッグやポーチなどのオリジナル商品が並んでいます。
▲金襴裂地の切り売り
▲金襴裂地を使用したポーチ
六角形の幾何学文様で、麻の葉に似ていることから、「麻の葉」紋様として親しまれるようになりました。
麻の葉は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長していくそうです。また、魔除けの意味もあります。
子どもや孫の健やかな成長の願いや魔除けの祈りが込められて、昔から赤ちゃんの産着の柄の定番でした。
手前から「ブラック×ホワイト」、「グリーン×ホワイト」、「ピンク×グレイ」の3色展開(各1,500円)。
和柄に日本らしさを取り入れつつ、日常に取り入れやすいモダンな色合いで、どれもかわいい!
サイズは高さ120mm、幅160mm、マチ48mmとコンパクトですが、がま口なので入り口がガバッと開き、見た目以上に入れることができます。
らっきょう玉が中央よりも横に付いているため、より開けやすくなっています。
いつの時代も、親が子どもに「健康にすくすくと育ってほしい」という思いは同じ。安産祈願のプレゼントや出産祝いにもおすすめです。
※こちらのポーチは金襴ではありません。
店舗・施設名 | 伴戸商店 |
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住所 | 京都市上京区西堀川通今出川下ル竪門前町404 |
電話番号 | 075-431-3101 |
営業時間 | 9:00~17:30 定休日: 土曜・日曜・祝日 |
交通 | 地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩10分 |
ホームページ | https://www.e-bando.co.jp/ |
Writer小澤まみ
Writer小澤まみ
読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。
書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。
WEB:https://kyotoshoen.com/