甘いものでも季節感を感じたい、デジスタイル京都スタッフのミズノです。
今回は、4/6(木)に京都高島屋B1Fにオープンしたばかりの、伊藤軒の新店舗「和菓子喫茶 菓寮 伊藤軒」にお邪魔してきました!
伊藤軒といえば、1864年(元治元年)創業の京都の老舗和菓子店ですが、「和菓子喫茶 菓寮 伊藤軒」では伝統的なお菓子に今の風を吹き込むべく、日本茶のペアリングや、食べやすいひとくちサイズの和菓子がいただけるとのこと。
和菓子に日本茶のペアリング???
聞きなれないフレーズが気になりますよね。
では、早速ご紹介していきますね!
<店舗の入り口 ※阪急京都河原町駅から直結する京都高島屋B1F入口を、通路左沿いに進んだ奥にあります>
外の賑やかな食品売り場からのれんをくぐると、スッと雰囲気が変わります。店内はカウンター形式になっていて、お茶を淹れる所作を眺めることができますよ。
<色・建材ともに統一され、落ち着いた店内>
まずいただいたのは、色とりどりの和菓子をひと箱に詰め込んだ「和菓子箱」です。
一保堂茶舗のお茶を使用した2つのコースと、黒豆茶の香ばしい風味が楽しめる黒豆茶コース、フルーティーな浅煎りコーヒーがセットになったコース、合計4種類があります。
特に日本茶好きの方が聞けば、一保堂のお茶だと分かる「煎茶 嘉木」と「煎茶 正池の尾」のコースが人気とのことで、今回は「煎茶 正池の尾」のコースをいただくことに。
コースは柚子ゼリーから提供され、続いてお茶と和菓子箱へと進みます。
<ガラスの器が爽やかな雰囲気の柚子ゼリー>
見た目にも美しい柚子ゼリーをひと匙すくって口に含むと、芳醇な柚子の香りが口に広がって、程よい甘みと爽やかな食感。
これは、この後のコースへの期待が高まりますね!
続いて、お品書きが載った和菓子箱が運ばれてきました。
煎茶もカウンターの目の前で丁寧に淹れてくださいます。
流れるような手さばきは、眺めているだけで楽しいですね。
お茶の淹れ方について尋ねると、茶葉の種類により温度や時間を変えて淹れておられるそうですよ。
「風味や香りの変化を楽しんでいただくため、3煎目までお勧めしています」とのこと。
さて、いよいよ整いました。
そっと蓋を開けると、桜や花びらをイメージした上生菓子がとても華やか!
<和菓子箱 煎茶 正池の尾コース 税込2,420円>
お品書きを眺めながら食べ進める楽しみは、まるで懐石料理を味わうようです。
提供される和菓子は季節によって種類やデザインが変わるとのことで、季節感を感じながら目で京文化までも楽しめる、素敵なお箱になっていますよ。
早速、1煎目のお茶と「ひとくち上生菓子」からいただきます。
<ひとくち上生菓子 さくら(手前)・散り桜(奥)>
上生菓子は、京都の和菓子屋さんでよく使われる「こなし(餡に小麦粉を練りこんだ生地)」で作られていて、しっとりとした口当たり。
旨味の中にほのかな甘みを感じられる1煎目のお茶と、生菓子とのバランスがとても良いです。
<ちまき(左)・村雨(中央)・わたぼうし(右)>
「わたぼうし」は四角い蒸しケーキのような食感で、しっとり・むっちりしています。
食感も味も上生菓子とは全く違うので、ちょっと箸休めになるような味わいです。
ここで2煎目のお茶へ。
2煎目はすでに茶葉がひらいている状態なので、高温でサッと淹れたものです。
程よい渋みと苦みがあります。
あわせて「三色団子」をいただきました。
白いのはういろうで、こおりもちがまぶされていて見た目にも可愛らしいです。
ピンク色のゼリーは、桜にかたどられた桜風味。
草餅は、口の中いっぱいに爽やかな香りが広がる春の風味です。
三色団子をいただきながら、3煎目を淹れていただきました。
2煎目と同様、高温で提供され、茶葉の味わいがスッキリとしたものになっていて、甘いものを沢山食べながらいただく最後の煎茶としてピッタリ。
和菓子のフルコースを堪能した後は、「豆菓子」が出てきました。
<※掲載時よりメニューが変更になっている可能性があります>
最後の〆は、口直しの少ししょっぱい豆菓子でさっぱりと。
どこまでも美味しいお茶とともに楽しむ、贅沢なコースでした。
今の季節、旬のくだものといえば「苺」ですよね。
こちらの店舗では、本店で大人気のくだものパフェも提供していて、今の時季は苺をふんだんに使用した「いちご畑」が楽しめます。
どれくらい、苺がふんだんかというと・・・
<いちご畑 税込1,408円>
この存在感です。
奥のキッチンから提供されてくるパフェを見た瞬間、おもわず「でかっ」とつぶやいてしまいました。
目の前に来て、20cm以上の高さはあろうかという大きさと、苺の多さに更にビックリ。
使用されている苺の数は、なんと約19個だそうです。
ひと粒ひと粒の大きさもしっかりある苺なので、普段買う苺1パック以上は確実にありそうです(笑)
どこから食べてよいか迷うほどの存在感ですが、とりあえず上から順番に。
てっぺんに載った、ポリっとした食感のハートの白いお菓子は、生砂糖(きざと)というお干菓子です。
よくモミジやイチョウにかたどられて提供される和菓子ですね。
さすが老舗の和菓子屋さんが作るパフェ。
食べても食べても無くならない苺とたっぷりのクリームの下には、スポンジの代わりに鈴かすてらが入っていて、和テイストの組み合わせになっています。
だから煎茶とも相性バッチリなんですね。
追加注文になりますが、ぜひ温かい煎茶と味わってみてください。
<上から下まで、美味しさがぎゅっと詰まっています>
真ん中らへんに甘さ控え目のバニラアイスが入っていて、シャリ・フワっとした鈴かすてらとの食感の変化も楽しめますよ。
甘酸っぱいいちごとのバランスも最高です!
底の方には、あっさりとしたレモン風味のゼリーが入っていて、最後まで飽きずに美味しく、そして締めはさっぱりといただけました。
提供されるくだものは季節によって異なるそうで、苺は4月いっぱいの予定とのこと。
次回はメロンになるとのことで、今から食べに行く気満々です・・・!
ごちそうさまでした。
◆◆◆
お邪魔した時間帯が夕方だったこともあり、お買い物の帰りにホッと一息つかれているマダムや、ショッピングの合間に休憩されている友人同士の方など、入り代わり立ち代わりさまざまな方が利用されている様子でした。
「和菓子喫茶 菓寮 伊藤軒」で、あなたもほっこりと一息つきませんか?
和菓子と日本茶の素敵なマリアージュで、きっと大満足の時間が過ごせると思いますよ。
5月の和菓子箱は、新緑の季節にピッタリな爽やかな印象の和菓子になるようですよ。
楽しみですね!
喫茶入り口横には併設のショップもあります。
人気のスイーツは手土産にもオススメです。
店舗・施設名 | 和菓子喫茶 菓寮 伊藤軒 高島屋京都店 |
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住所 | 京都市下京区四条通河原町西入真町52 高島屋京都店 B1F |
営業時間 | 10:00〜20:00(L.O.19:30) |
交通 | 【阪急電車】阪急京都線京都河原町駅下車、地下にて直結 【京阪電車】京阪祇園四条駅下車 徒歩5分 【バス】京都駅から市バス 4・5・17・205 利用 (約15分) |
ホームページ | https://www.kyoto-itoken.co.jp/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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