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こんにちは!E-TOKO深草地域ライターの中田です!
普段わたしは写真の仕事をしており、近所のなんでもない風景や、みんながあまり目を向けないところから、素敵なシーンを見つけるのが好きです。
そんな中から、深草のお気に入りスポット・大岩山展望所をご紹介します!
京都一周トレイルの東山コース伏見・深草ルートに含まれる大岩山は、伏見区と山科区との境界に位置します。
標高182mの低山なので、ちょっとしたトレッキングにうってつけです。
深草と勧修寺を繋ぐ大岩街道と、深草と六地蔵を繋ぐ墨染通り。このふたつの通りを結んだ真ん中に、大岩山展望台がありますよ。
日常のすぐ傍にこんな心地よい景色があったのか!と驚くこと請け合い。
今回は、登山口がわかりやすい大岩街道側から大岩山展望所へ向かいます。
まずは深草支所の前の大岩街道を、山科方面に向かってただただ歩く歩く!
JR奈良線の高架をくぐり、坂道に差し掛かる頃、伊藤軒が見えてきます。目の前が大岩山。
てっぺんに見えるアンテナの麓に、目指している展望所があります。
直線距離だとすぐ近くに感じますが、まだまだこれから!
ローソンも過ぎ、民家も減り、不安になってきた頃、「深草こどもの家」の看板が見えてきました。
この右手奥に「大岩神社」の赤い鳥居があり、ここからも展望所に行けます。
よりトレッキングらしさを味わいたい人や、ちょっと不気味な雰囲気が漂う堂本印象寄贈の鳥居を見たい人は、こちらの山道コースを進んでください。
ですがあと少し進んだ先に、もうひとつ入口があります。
どでかい目印「大岩神社自動車道入口」と掘られた石の標識!絶対見逃さない!
今回はこちらから行ってみましょう!
自動車用の道なので、展望所まで舗装されていて歩きやすいです。普通のスニーカーでOK。
ただ、写真じゃわかりにくですが、めちゃくちゃ急勾配!!!笑
登り始めてすぐ、嵐山に負けずとも劣らずな竹林が広がります。
この日は2022年大晦日の午前中。冬らしい、冷たく気持ちの良い空気!
遠く山科方面に望む山や、フェンスに絡みつく蔓も、冬っぽくていい感じ。
ただ、まあ、坂がずっとキツめです…相変わらず写真じゃ伝わりませんが!
水分補給必須!
でも展望所までそんなに距離はありません。
大岩神社の鳥居が見えたら、ゴールは近い!
あっ、この写真は勾配がわかりやすいですね!ほら!急でしょ!
【朗報】こんな坂道イヤやわ〜、というあなたへ。
実はここまで車で来られます。
鳥居の横に、3台まで駐車できるスペースがありました。
ここを過ぎると、ふっと平坦な道になります。
目指してたアンテナがもうすぐそこに見えた!
やった〜!到着です!!!
やや雲の多い空でしたが、見事なパノラマビュー!
伏見の東の端から、西に向かっての景色です。
伏見区民にはお馴染み、伏見桃山城や京セラ本社ビルがばっちり見えます。
暖かい日差しの中、ベンチに座ってゆっくり景色を眺め、お茶をすすっていちご大福を食べました。
さてさて、今回はとある噂を検証したく。
なんと「ここからあべのハルカスが見える」と言われているではありませんか…え…本当に…?
事前調査によると、伏見桃山城の左奥、写真中央の丸で囲んだ霞んでいる建物が梅田周辺のビル群とのこと。
ならばそこから更に左(方角は南)に行けば、ハルカスがあるはずです。
霞んでいて見えにくかったので、実際よりもわかりやすく加工した写真で失礼します。
お次は、梅田周辺を写真右端に配置した、ビル群のアップ。
上の写真よりも左側を広く写しました。
写真の左の方に目をやると…あった!!!ありました!!!
ひときわ高くそびえ立つビルの影がうっすらと!!!
その特徴はあべのハルカスやないかーーー!!!すごい!!!
いやはやこれは、遠く大阪や奈良まで見渡せる伏見の地を拠点にした、豊臣秀吉の気持ちがよくわかりますね。(言い過ぎ?)
下りは上りと反対側の墨染通りへ出ようと思います。
こちらの道も基本的には竹林ですが、ところどころ景色の変化があって、写真を撮るのが楽しいです。
竹林が途切れ、急に住宅地が現れたところで、トレッキングは終了です。
目印に「京都一周トレイル」の標識がありますよ。
あとはこのまま真っ直ぐ行けば、墨染通りにぶつかります。
深草支所へ戻る場合は、それから右へどんどん下っていきましょう。
わたしは展望所で1時間くらいのんびりしていたので、深草支所発着で3時間程度でした。
出入口の目印から上って下りるだけなら1時間程度かと思います。
気分転換したいときや運動不足のとき、サクッと気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
夕方の景色もオススメなのですが、帰りに暗くなりすぎないよう、時間だけはお気をつけて!
店舗・施設名 | 大岩山展望所 |
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住所 | 京都市伏見区深草向ケ原町35-33 |
Writer絢子中田
Writer絢子中田
伏見をえこひいきするフォトグラファー。および、夏至の日をカレーで祝う活動「夏至カレー」の大使。
深草で「伏見の写真館これから」を主宰しています。カメラ片手に深草を漂う中で出会ったお気に入りの場所・もの・人を、住民ならではの目線でご紹介します!