普段はワインのお仕事をしている、デジスタイル京都スタッフのオカとタムラが、2021年4月に開業した都市型観光ホテル「OMO3(おもすりー)京都東寺by星野リゾート」のアクティビティのひとつ、日本有数の酒どころである京都市伏見区の酒蔵を巡る「京都御酒印たび~伏見編~」に参加しました!
また立地的にも東寺観光は必須!女子旅のご案内をします~。
東寺エリアに立地した「OMO3」にチェックインを済ませたら早速、「御朱印帳」改め「御酒印帳」と酒蔵マップをいただくのですが、ここでは8軒の酒蔵が紹介されています!まず最初はどこの酒蔵から行こうかしら?
いざ伏見の酒蔵に出陣!飲むぞー!いやいや、楽しむぞー!汗
ホテルに到着したら御酒印帳を受け取ります。
ここで少しこのアクティビティの内容をご紹介!
頂いた酒蔵マップに掲載されている酒蔵8軒を巡り、それぞれの酒蔵・店舗で、お酒を購入して御酒印帳を見せると、その酒蔵指定の日本酒のラベルがもらえるので、それを御酒印帳に貼って集めるという日本酒ラバーにはたまらないアクティビティです。
今回、私たちが巡った酒蔵は三か所で、最初に訪問したのが、あの有名な月桂冠さんの「月桂冠大倉記念館」です。
月桂冠さんは1637年の創業で最も歴史が古い酒蔵のひとつ。全国で初めて防腐剤なしの壜詰めを発売したり、四季醸造蔵の開設、常温流通
を可能にした生酒や糖質ゼロなども業界初という、まさに挑戦と革新を続けられている日本酒メーカーです。ここでは創業からの歴史と酒作りを学ぶことができる資料館が併設していて、お酒はもちろん、歴史が好きなかたにも楽しんで頂ける貴重な展示物がたくさんあり、しばしタムラと二人で幕末に思いを馳せてしまうほど。
幕末の頃の伏見の地図に興味津々のふたりです。
あの有名な寺田屋もここから徒歩2分なので、龍馬さんもこの伏見のお酒を飲まれていたかもしれませんね。
お酒といえば精米歩合で名称や味の違いがあることを知っていましたか?!
日本酒に使うお米は雑味を取るためにお米を削ります。お米をたくさん削ったお酒を大吟醸、その中間を吟醸というそうです。
のちに試飲した大吟醸の芳醇な香りと雑味がないすっきりとした後味に納得と感動!
50%まで精米した大吟醸は是非、試飲して欲しいお酒のひとつです。
伏見の自然により育まれた地下水は、柔らかく非常にまろやかなお水で、こちらの試飲も忘れずに!
そして最後はお待ちかねの「試飲コーナー」です!入場時に専用のコインを3つ頂けるので、ひとつコインを入れていざ試飲!バラエティに富んだ10種類の月桂冠のお酒を試飲でき、私とタムラはそれぞれ異なる3種をいただくことに。専用のお猪口で番号を押せば一回分が出てくる仕組みです。
日本酒にあまり馴染みがないかたでも、フルーティーなプラムのお酒もあり、ここでお気に入りの一本が見つかること間違いなし!京都限定商品もあり、私が購入したのは大吟醸の「京しぼり」です。
っとここで、御酒印帳に貼るベルを頂きました。
記念すべき1枚目は商品にも使われている月桂冠のラベルでテンションが上がります!
お酒の製造工程や歴史を学ぶとお酒に対するイメージも違ってくるので、日本酒初心者はまず一軒目に月桂冠に行くことをおススメします。
その後、タムラと酒蔵マップを広げながら歩く京散歩も、時間がゆっくり流れる風情を感じ気持ちが良かったです!
私たちが二軒目に選んだ酒蔵は日本酒とは違いクラフトビールが楽しめる家守堂さんです。
ここは明治初期に建てられた築約150年の京町屋の趣を残したまま改装し、風情溢れる雰囲気で坪庭を眺めながらビールを楽しむことができる穴場スポット!
「ビールに旅をさせないこと。」をモットーに、店内のビール醸造所で作りたて、香り豊かなフレーバーと伏見の名水を使ったビールを頂ける場所となっています。
通りから店内にあるビールのタンクが見えました!
表の通りから、坪庭に抜ける風が気持ちいい店内。
できたてのビールを注いでもらいます♪
いろいろ飲みたい私たちは、4種飲み比べをオーダー。見てください!この可愛いグラスセット!
そして、やっぱりビールにはフライドチキンでしょ!?ということで、こちらもジューシーでビールがグイグイ進みます。
もう一品、注文したのは野菜オムレツ。断面から野菜の層が見えて、これがまた美しい…
食事メニューも充実していてランチの利用としても楽しめそう。
天気が良いと坪庭から見える緑と吹き抜ける風が心地よく、本当に癒される場所です。
4種飲み比べセットは、ビールのラインナップが定期的に変わるので、それもまた魅力ですね。
次回、オーダーする時はどんなビールに出会えるのでしょうか!?
そして、こちらでも2枚目となるラベルをゲットしましたよ!
デザインは伏見稲荷を思わせるキツネと調和するこのロック感!「どんなラベルかな?」と ワクワクするのも御酒印帳を片手に酒蔵を巡る楽しみとなってきました。
そして3軒目に訪れたのは藤岡酒造さんです。この時点ではホロ酔いですが、まだいけます!笑
創業明治35年の趣深い酒蔵で、ブランドは「蒼空(そうくう)」。
その名の如く、青空の様なさわやかで優しい食事にあう手作りの純米酒にこだわった日本酒です。
しかもラベルが布製で、イタリア製の透明瓶や蓋がコルクなど、見た目にもオシャレ!
以前から気になっていた酒蔵のひとつだったので、ようやく来ることができて感動気味のオカです。
こちらでは「蒼空」を心ゆくまで楽しめる酒蔵Bar「えん」を併設しており、ガラス越しに仕込み蔵を眺めながら、お酒をいただけます。
と、ここで!仕込み蔵にあるサインを発見!どなたのサインか尋ねると、なんと世界的なテクノミュージシャンで、またDJでもあるリッチー・ホゥティンさんが訪れたそうです。
JAZZYな音楽が流れる雰囲気でどこかモダンな和を感じさせるBar「えん」。
外国のかたをお連れしても喜ばれそうな場所ですが、リッチー・ホウティンさんの逸話は、実際に酒蔵を訪れて酒蔵の当主、藤岡さんに聞いてみてくださいね!
カウンターでお酒を注いでいただきながらお話を伺います。
こちらの蔵でいただいたお酒は、3種の飲み比べセット。
一番左は「時別純米生原酒 短稈渡船」でお米のオリが絡んだにごり酒。使用するお米は山田錦の父親でもある、短稈渡船を使用した一本で、こちらは常温でいただきました。
アルコール数が17%と高めなので、ゆっくりと和らぎ水を頂きながら楽しみました。
オカが個人的に好きな一本は真ん中の「キヌヒカリ」。
こちらは京都大原さんキヌヒカリを使用したお酒で、爽やかな香りと上品な味わい、そして、後味がすっきりとしていて、気が付けばもうなくなっていたという不思議な現象がおこり、、、笑
そして特筆すべきは、おつまみのクオリティーの高さです!タムラと共に、どうしてもお持ち帰りしたいとお願いした「特製レーズンバター」は忘れられない味となっていますが、こちらはバターの代わりに約半分の量の酒粕が入っており、レーズンバターを食べるときの、あのカロリーに対する罪悪感がないのです!まったりとしたバターと酸味のあるレーズン、そして同じく発酵食品の酒粕が入っていて、お酒に合わないはずがありません。
これが特製レーズンバター!
その他、鴨ロースや、山うに豆腐など、珍味メニューは是非試していただきたい一品です!
(※藤岡酒造では一品料理のテイクアウトは行っておりません。)
藤岡酒造でタムラが購入した一本は「ホテルで部屋飲みしよう!」ということで選んだ「時別純米生原酒 短稈渡船」です。(はい、今夜も飲みます!)
藤岡酒造で頂いた本日3枚目となるラベルは、瓶に貼られているラベルと同じ布製で、酒蔵ごとに個性を感じますね!
今日いちにちで3枚のラベルを頂きましたが、「次のお休みにはどこの酒蔵を巡る?」とすでに次の酒蔵巡りで女子トークがはずみ、御酒印帳を片手にホテルに帰るころには風が心地良い夕暮れ時となっていました。
その後は近くの銭湯に訪れたあとは部屋飲みで盛り上がったり、翌日は東寺のアクティビティに参加したりと、まだまだ盛りだくさんの女子旅だったのですが、続きは改めて、「後編」でご紹介しますね~!
店舗・施設名 | 月桂冠大倉記念館 |
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住所 | 京都市伏見区南浜町247番地 |
電話番号 | 075-623-2056 |
営業時間 | 9:30~16:30(受付は16:00まで) ■休館日 盆:8月13日~8月16日 年末年始:12月28日~1月4日 |
交通 | 京阪本線中書島駅から徒歩5分、伏見桃山駅から徒歩10分 JR京都駅から近鉄京都線に乗換え、桃山御陵前駅から徒歩10分 JR京都駅からJR奈良線に乗り換え、桃山駅から徒歩18分 |
料金 | 20歳以上=600円、13歳~19歳=100円、12歳以下=無料 ※13歳以上の方は、おみやげ付き |
ホームページ | https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
Writerデジスタイル京都スタッフ
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