こんばんは、最近改めて鶏肉の美味しさにハマっているミヤマグチです。
今回は、11月18日にオープンされたばかりの新店「焼鳥 京都橘」さんへ行ってきましたので、そのレポートをお届けします!
場所は京都市役所の北側、押小路通御幸町西入ル。
「バインオークAiina」という新しいビルの地下にになります。
エレベーターで地下に向かうと、趣ある看板がお出迎え。
なんだか隠れ家感がありますね。
中に入ると、カウンター席のみで、目の前で調理をされるオープンキッチン仕様になっています。
ゆったりとした10席カウンターは席どうしの間隔もあり、ソーシャルディスタンスもしっかりキープ。
完全予約制で、お食事のメニューは9,500円(税別)の焼鳥コースのみ。
現在は18時に一斉スタートして楽しむスタイルです。
予定通り18時少し前に到着すると、この日も予約で満席。
カウンターに皆さんが揃ったところでまずは乾杯です。
この日同席したスタッフは生ビール「エーデルピルス」です。
うすいガラス製のグラスが美しい。
私は「Rocco Tokyo White」というクラフトビール。
これまたおしゃれな、華奢な脚が美しいワイングラスに注がれます。
酒器にもこだわるお店、期待が高まります!
ひと口いただくと、フルーティな香りが楽しめて、食前の気分を盛り上げてくれました。
そしてまずはこちら。
おぼろゆば
厳選した数種類の大豆から作られる、「ゆば工房 半升」さんの湯葉で、塩とオリーブでいただきます。
確かにしっかりとした大豆の味。
そして塩加減も絶妙で、いきなりビールが進んでしまう・・・
おっと、コースはまだまだこれから、ゆっくり、ゆっくり楽しみましょう。
カウンターの向こうで丁寧に鶏を調理しているのは料理長の坂田さん。
目の前で見る職人技に、くぎ付けになってしまいます。
和食ひと筋25年で、この度「最高の鶏」に出会えたということで、新たな挑戦として焼鳥をメインとしたスタイルに。
それが、京都橘さんで使われている「高坂鶏(たかさかどり)」で、旨味と脂の甘味が特徴的な鶏肉です。品種改良によって、なんと食中毒菌が一切検出されない“無菌鶏”となり、牛肉と同じように熟成が可能になるとのこと。
お店でも、1週間から10日は熟成をしてから調理されるんですって!
そしてまず登場してきたのが、その熟成高坂鶏のお刺身盛り合わせ!
左からムネ、ズリ、そして白肝。
鳥刺しを食べるなんてかなり久しぶり!しかも無菌だから安心ですね。
まずはムネを生姜醤油でいただくと、胸肉とは思えないくらいのまったりとした旨みが溢れます!まさに熟成のなせるワザ!
もう止まりません。
ズリ、これまた生姜醤油で。コリコリっとした食感で、噛めば噛むほど美味しいです。
そして白肝!こちらは塩で。
なんともクリーミーな味わいで、お口の中でとろとろ~~~~~っととろけます!
熟成と聞いてちょっと心配していた臭みは一切なし! これは旨い!!旨杉晋作!
ハイ、序盤でこんな美味しいモノいただいたら、ビールグラスはもう空っぽですね。
ここから始まる、焼きフェーズの前に、日本酒にチェンジです。
伏見の「蒼空」の純米酒をいただきましょう。
焼鳥も目の前で焼かれ、こんな感じで寿司屋さんのように目の前に提供されます。
まずはムネとねぎ。
絶妙な焼き具合。
皮はパリっと、中はジューシーに。
先ほど刺身でいただいた時にも感じたように、普通ならアッサリしがちな胸肉でもしっかり旨みが凝縮されてます。
続々いきますよ~!
ささみわさび
こちらはなんとレアでいただきました。
この部位はわさびとの相性は抜群ですね。
こちらは胸肉のタタキ
添えられているのは「橘こしょう」。
「柚子こしょう」はよく食べますがこれは初めて!香りも良くて、胸肉のジューシーな脂によく合いました。
合間には「はしやすめ」として鬼おろしが登場。
ひと串食べるたびにお口にあふれるジューシーな脂と旨みをちょっとリセットし、また次の串をプレーンなお口で楽しむための必需メニュー。
これまた美味しくて、なんと最終的にふたりともおかわりしちゃいました 笑
つくねは塩で。
タレでいただくことが多いつくねですが、塩もこんなに合うんですね。
これがまた焼き加減が絶妙で、めちゃめちゃ美味しい!
ちなみに炭は、近年森林病害虫被害に悩むウバメガシを択伐することによって里山を若返らせる活動もされている炭職人さんがつくる「伊勢備長炭」を使われているんですって。SDGsな取り組みですね。
そしてここでその炭で焼かれたお野菜が登場。
原木しいたけ
写真では伝わりにくいかもしれませんが、めっちゃめちゃでかいです。
ぽん酢しょうゆとかつおでいただきましたが、これまた味が濃くてうまい!
お、、、蒼空も空いてしまいました。。
ということで、ここからはワインとのマリアージュを。
スネ肉の抱き身焼きのタイミングで、おすすめのイタリア・トスカーナの赤ワインがやってきました。
牛では「スネ肉」もよく目にしますが、鶏では初めてかもしれません。
モモより下の部分で、筋肉質な部位でもあり、上質な皮の脂身が特長だそうです。
確かに、ほんのり甘味を感じる皮は絶品でした。
大原で採れた小蕪は鶏味噌でいただきます。
野菜にもこだわられていて、上京区の八百屋「お野菜N O B O R U」さんから旬の野菜を仕入れられています。
そして、鶏肉と同様に、焼くことによって野菜の味わいを引き出す技はすごい!!
ここでたれ焼きも登場してきます。
うずら玉子。
上品な甘さのタレは、味チェンによって中盤戦の食欲を盛り上げてくれますね。
続いてはこんなメニューが!
生つくね
なんと、海苔の上にアボカドを乗せ、さらに鶏の生ミンチが。
お醤油でいただくと、クリーミーな旨みがお口にあふれます!
いろいろな食べ方がありますね、鶏肉。
しかも家では絶対にできない食べ方。これぞプロの技。
やっぱり外食って楽しい!!!
もも肉のタタキ
さっぱりと、薬味たっぷりでいただきます。
あ、お気づきですね、ハイ。ワインも空きましてここで焼酎にチェンジをしましたよ。
芋焼酎「佐藤」をソーダ割で。
このあたりで、コースの焼き鳥は一巡するのですが(一部写真を掲載できていないものもありますが、だいたい〆もあわせて20品くらいのラインアップになります)、その日入っている希少部位を聞かせてもらい、食べられるようならコースとは別に追加オーダーができます。
こんな感じで見せていただき、食べたいものをチョイス。
私はこの2つを!
ネック 「せせり」とも呼ばれますね。
薬味として山椒をいただき、振りかけるとこれまた美味。
そしてせぎも
あえてラストに肝を持ってきました。
スタートの白肝があまりにも美味しかったので、改めて求めてしまいましたね。
たれ焼きと焼酎炭酸割りとの相性も、またバッチリ。
そして〆の一品がやってきました。
そぼろ丼
そぼろは先ほどのつくねを焼いた後、すり鉢でつぶされたあと、ご飯に盛られそこに黄身をドン!
超ハイスペックTKGです。
さすがに満腹だった私たちでも、これは完全に別腹。
鶏スープと一緒に、あっという間にいただきました。
この丼だけでも、よろしければランチ展開してもらいたい・・・!
最後に季節の果物をいただき、フィニッシュです。
いや~~、大満足。
ごちそうさまでした!
ライブキッチンで目の前で職人さんの調理を楽しみながら、鶏料理と野菜、そしておすすめのお酒を楽しむ2時間。
まさに至福のひと時でした。
仕事でのお取引先のおもてなしやデートはもちろん、おひとり様の「自分へのご褒美」にもオススメだと感じました!
ぜひ一度、この熟成された旨み溢れる絶品の鶏肉コース、お試しくださいませ!
店舗・施設名 | 焼鳥 京都橘 |
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住所 | 京都市中京区押小路通御幸町西入町612番地バインオークAiina地下1F北側 |
電話番号 | 075-741-6666 |
営業時間 | 18:00~ 月曜定休 |
交通 | 京都市営地下鉄「京都市役所前駅」より徒歩3分 |
ホームページ | https://kyototachibana.org/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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