こんにちは。
デジスタイル京都スタッフのモリカワです。
皆さま、お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか。
お盆は「親戚みんなでお墓参りして、外食しながら近況報告」が我が家の王道でしたが、コロナも気になりましたので最小人数でお参りを済ませてきました。
そんな中、以前から気になっていた「樹木葬」について理解を深めるべく、E-TOKO深草でご縁のあった京都市深草墓園 樹木型納骨施設の見学に行ってきました。
「樹木葬」と聞くと、漠然と土に還るというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「樹木葬と散骨って何が違うの?」などとぼんやり疑問を持ったまま見学に行ったのですが、見学に行った京都市深草墓園の樹木型納骨施設は、いわゆる墓地との違いに驚きの連続でした。
樹木型納骨施設にあるのは、シンボルツリーと呼ばれる樹木と青々と茂った芝生。
クスノキや桜といった樹木を墓標として、宗教宗派の別なく納骨されています。
墓石がずらりと並んだ墓地とは違いすぎてビックリです。
こちらを利用されている方は、先祖のお墓を引き継いでいけるか心配な方や、墓じまいをされた方が多いそうなのですが、永年埋蔵形式であることが安心材料になっているそうです。
奥のクスノキがシンボルツリーです。
こちらはしだれ桜がシンボルツリーの施設。女性に人気だそう。
芝生の下に眠る遺骨は、布に包まれ複数の方の遺骨と一緒に「カロート」と呼ばれる施設に入れて埋葬されています。
「どこに遺骨が埋まってるんですか?」と質問される見学者が多いようですが、マジマジと眺めても、埋まっている場所の見当がつかないほど、芝生の手入れが行き届いています。
深草墓園の樹木型納骨施設が完成したのが平成30年、供用をはじめられたのが平成31年とあって、施設自体が新しく、バリアフリーにするなど設備面も整っています。
樹木や草花が多く落ち着いた雰囲気。階段の手すりやベンチも、お参りに訪れる方への配慮を感じます。
3万㎡を超える敷地内には樹木型納骨施設のほかにも、納骨堂や駐車場、集会室やお手洗いなどが完備されています。
案内図を眺めながら、広さ、どこにどんな施設があるのかをチェックしました。
こちらが墓園内の案内図。
「深草墓園」と記したモニュメントのそばに案内図と掲示板があります。
何気ない通路脇にも小さな庭が。季節の草花を植えられているらしく、ヒオウギとキキョウが咲いていました。
奥に進むと、大きなしだれ桜が! 桜が咲く時期は華やかそうです。
こちらは敷地の中央に位置する納骨堂です。
お参りに来られた方が、納骨堂にお線香やお花を供えられていました。
納骨堂の奥にある階段を上ると、樹木型納骨施設があります。階段が辛い場合は、階段下の献花台を利用されます。
こちらは敷地内にある集会室です。
集会室の外観と内装からは温かみを感じ、お別れの場に寄り添う気持ちを感じます。
集会室は京都産の木材や瓦を使用され、植栽は京都の庭園や里山をイメージされているとのこと。
祭祀を行う方が予約して、お別れの場としても利用されているそうです。
管理事務所にお邪魔すると、お墓参りセットが販売されていました。墓園の見学や相談、各種手続きも管理事務所で受け付けられています。
今回ご案内いただいたスタッフの方のお話しでは、コロナ禍ならではの不安が影響しているのか、まだまだお元気な方からの生前申込のご相談や、見学も増えているとのこと。
「自身がお墓を守ることに不安を感じるので、今のお墓を墓じまいして深草に納骨したい」といった声や、「子どもに墓守をさせたくない」と仰る方も多いようです。
言葉の響きから、何となくマイナスなイメージを持つ「終活」。
わたしの母は「毎日忙しくて終活どころじゃない!」と言いますが、今をよりよく、自分らしく生きるためのキッカケができるなら、ぜひしてほしいと思う今日この頃。。。
樹木型納骨施設の利用申込は、例年9月に実施されています。
ご興味のある方は、京都市のWebサイトから詳細をご覧ください。
▼広報資料 令和3年度京都市深草墓園樹木型納骨施設の使用者募集について
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000284824.html
店舗・施設名 | 京都市深草墓園 |
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住所 | 京都市伏見区深草石峰寺山町45(管理事務所) |
電話番号 | 075-641-3559 |
営業時間 | ⼟曜、⽇曜、祝⽇を含む毎⽇ 8時~17時(受付事務は8時30分~16時30分) |
交通 | 京阪本線「龍谷大前深草」駅から徒歩7分 JR奈良線「稲荷」駅から徒歩8分 |
駐車場 | あり |
ホームページ | https://kyoto-fukakusaboen.jp/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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