こんにちは!
クッキー缶が大好きなライター太田かおりです。
いつ旅行に行ける日が来るんだろうかと、悶々とする日々が続いていますねぇ。
おうちカフェ好きな私は、各国のお菓子図鑑を眺めたり、作って食べたりして加速する旅行欲を紛らわせています。
先日はスコットランドの伝統菓子クラナカン(スコッチウイスキーが効いたラズベリーパフェのようなもの)を作ってみました!いつか現地で本物を食べるぞ、という野心を抱きながら……!
さて今回は、そんな旅行欲も満たしてくれる!?パティスリー・ナチュール・シロモトのクッキー缶をご紹介します!
京都府に3つの店舗を持つ「パティスリー・ナチュール・シロモト」。1999年に京田辺市の松井山手駅前に誕生し、22年に渡り地域に愛されている洋菓子店です。
今回は八幡市にある「欽明店」におじゃましました!
広々とした店内には、季節のフルーツケーキなどの生菓子が約25種類、クッキーなどの焼菓子も約50種類と多くのスイーツが並びます。
「スイーツは美味しいだけでなく、伝統やその土地の文化を感じ取ることができる数少ないツールの一つ」と語ってくれたのは、お菓子が大好きだと言うオーナーシェフの城本智和さん。
洋菓子が誕生したヨーロッパの文化を「シロモト」のフィルターを通して楽しんでほしい、という願いが一つひとつのお菓子に込められているんです。
「フランスクッキーの詰め合わせ」 Sサイズ(税込1,512円) Lサイズ(税込2,700円)
そんな城本シェフが思いを込めて作り上げたクッキー缶が「フランスクッキーの詰め合わせ」。
現地の様々な地方の伝統焼菓子が楽しめる一缶で、名前の通り、ぎゅっとフランスが詰め込まれています。
サイズは2種類。ちょっとしたプレゼントや自分へのご褒美にぴったりな「Sサイズ(税込1,512円)」と、ギフトとして人気の「Lサイズ(税込2,700円)」です。
シンプルな缶の蓋には、フランスの国の形がエンボス加工されていて、スタイリッシュな印象。
ホワイトデーなどイベント時には、限定デザインも登場するそうですよ!
蓋を開けると、縦横5cmの正方形の部屋にきっちり納まっている、なんとも可愛らしいクッキーたちの姿がお目見え。思わず「どうも、こんにちは!」とそれぞれの部屋に挨拶まわりしたくなるほど。
クッキーの形もバリエーション豊かで、見ていて楽しくなるような佇まいです。
「缶を開けた時の美しさも大切にしようと、ピンク色があったり、船形があったり。同じような丸いクッキーには卵黄でラインを書いて顔を変えてあげるなど、バランスよく作っています」とのこと。
元々はあの有名な「アンリ・シャルパンティエ」でパティシエをしていた城本シェフ。当時同店で販売していたフランスクッキー缶の企画を担当したそうで、「自分の店では、クッキーを食べながらフランス巡りができるような、こだわり抜いた詰め合わせを作ってみたい」という思いから、このクッキー缶が誕生したそうです。
それから約13年、改良を重ねながら人気商品として存在し続けていますが、なんと今が一番売れ行きが良く、月に1,000個以上も売れているんだとか!クッキー缶ブーム、恐るべし!
クッキーは全部で8種類(Sサイズには6種類が入っています)。フランスの7つの地方の伝統菓子で構成されています。
上段左から、
◯ビスキュイ・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュ地方)
◯マカロン・ド・ナンシー(ロレーヌ地方)
◯パンデビス・ド・アルザス(アルザス地方)
◯カレ・アルザシアン(アルザス地方)
下段左から、
◯ガレット ブルトンヌ(ブルターニュ地方)
◯クロッカン・オン・ザマンド(ピレネー地方)
◯ナヴェット(プロバンス地方)
◯ドゥフィノワ(アルプス地方)
缶の中には、それぞれのクッキーの解説が書かれた説明書きが入っているので、楽しみながらフランス巡りをすることができますよ!
さぁ、クッキー缶とともに、おうちでフランス旅行気分を楽しみましょう!
今回はトリコロールカラーのリボンをテーブルランナーに見立ててコーディネート。この3色を使うだけで、一気にフランスっぽくなるのでおすすめです。
ドリンクは紅茶で。味が濃く、香りを楽しむクッキーが多いので、紅茶がおすすめだそうです。
さらに食べる前にぜひ用意してほしいのが、フランスの地図! 説明書きとともに地図を見れば「プロヴァンス地方は地中海に面している港町だからクッキーの形が舟形なのかも!」なんておもしろい発見ができますよ。
YouTubeでフランスの動画を見ながらいただく、なんていうのも楽しそう!
クッキーは全体的にしっかり焼かれているのが特徴。フランスの気候は日本よりも湿度が低いので、お菓子はカリッとしているものが多いそうです。お客様からは「硬い」と言われることもあるそうですが、現地のものを忠実に、かつ日本人の口にも合うようにシロモト流にアレンジされているんです。
見た目もかわいいピンク色の「ビスキュイ・ド・シャンパーニュ」は、シャンパーニュ地方で古くからシャンパンに浸して食べていたというクッキー。いちごパウダーが香り高く、サクサク軽い口当たりでやみつきになる美味しさです。
「パンデビス・ド・アルザス」は、「アルザス地方の香辛料を使ったパン」という意味。クリスマスの時期に多く出回る伝統的なお菓子だそう。
スパイシーなアニスが香る特徴あるクッキーです。小麦粉が多い硬めの生地で、食べ応えあり。噛めば噛むほど深い味わいが感じられる一品です。
クッキー缶の購入は、パティスリー・ナチュール・シロモトの本店、欽明台店、京阪百貨店くずはモール店のほか、ジェイアール京都伊勢丹の地下1階セレクトショップ「菓子のAWASE」で。
「クッキー缶は自分の思いが詰まったもの。食べれば全て伝わる、というくらい集約されているんじゃないかな」と熱い思いを語ってくれた城本さん。
旅行に出かけられない今だからこそ、おうちでフランスを味わえる贅沢な一缶を楽しんでくださいね。
店舗・施設名 | パティスリー・ナチュール・シロモト 欽明台店 |
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住所 | 京都府八幡市欽明台北4番地 |
電話番号 | 075-971-3300 |
営業時間 | 10:00〜19:00 定休日:不定休 |
交通 | JR学研都市線 松井山手駅 徒歩20分 京阪バス 欽明台北 徒歩 5分 |
駐車場 | 大型駐車場完備 |
ホームページ | http://www.n-shiromoto.com |
Writer太田かおり
Writer太田かおり
京都のおいしいものを巡るのが大好きなライター・撮影スタイリスト。特におやつ好き。得意なテーブルコーディネートをいかして、日々「おうちカフェ」を楽しんでいる。
WEB:https://www.instagram.com/hanah_iraku/