中華大好き営業マン・古田です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回取り上げるのは伏見稲荷大社で有名な深草エリア。「吃尽好吃」の連載を書いてきたわたくしライター古田誠が、隠れた中華ゾーン深草を巡れるルートを案内します。
題名にもありますが、今回のメインメニューは「酒粕が入ったアレ」です。ちょっと珍しい、いやほとんどの方が食べたことないのでは・・・。
それでは早速紹介してまいります。
訪れたのは、伏見稲荷大社からすぐのチャイニーズきんちゃん。このキャッチ―なネーミングは、同じ伏見区で別のお店を経営されていたお父さんのニックネームが由来だとか。
しっかりとデザインされた店名ロゴ。SINCE1977?
そう、こちらのお店は40年以上同じ場所で営業されています。現在の店主 宮北幸治さんは二代目で、お母さんからお店を受け継いだそうです。
宮北さんは、きんちゃんを継がれる前は、お兄さんのお店で修業をされていたそうです。
そしてお兄さんは何と、あの陳健民さんの直系のお弟子さんに師事を受けたそうです。たいへん期待できます。
早速、メニューをオーダー。
「酒粕ラーメン」がおすすめとのことでしたが、そのメニューのとなりに「酒粕担々麺」を発見!おー、これは珍しい。酒粕+担々麺。酒粕ラーメンもまだ食べたことがありませんが、めっちゃそそられる。そりゃ、ライターとしては攻めのオーダーでしょ。
というわけで、「酒粕担々麺」一丁お願いします!
特別に、厨房に潜入させていただきました。まずは、しっかりと酒粕を溶くところから。
既にいい香りが!
そもそもなんで酒粕とラーメンが一緒になったのか疑問でお聞きしたところ、宮北さんは酒粕がとにかく好きで、あるとき「かす汁とラーメンを一緒にしたら美味しいんじゃね?」との発想から賄いで作ったところ激ウマで、そこからメニュー化されたそうです。
(賄いメニューはInstagramでも発信中。@Inari_kinchan_official)
麺を茹でてスープが調合されるのを見ていたら、気づけば最後のトッピング。
かなりの早業、あっという間に完成です。
酒粕担々麺 990円(税込み)
肉みそ、もやし、チャーシュー、そしてお揚げさんが鎮座しています。
スープにはしっかりと酒粕が溶け込んでいます。結構スープに粘りがあって、これがストレート麺に絡む!
チャーシューも、いい塩梅に油がなじんでいます。
そして、隠れた逸品素材、お揚げさん。私は見ました、そう、こちら先ほどの調理中に更に揚げられていました。触感のアクセントがたまらない。お稲荷さんも喜んでおられることでしょう!
温かいうちに、ズズ、ズイーっといただきました。うーん、体ポカポカ。これは病みつきになるお味。ちょっとグルメレポーターっぽく言わせていただくと、かすかに酢の酸味を感じるのですが、これがラーメンスープの「塩味」と酒粕の「甘み」を見事に調和している。そしてピリ辛。たいへん満足いく一杯でした。
今回は担々麺をいただきましたが、もちろんらーめんもございます。次に来たときはらーめんだ!
せっかくのなので、おすすめの麻婆豆腐もオーダー。
ちゅるんとした舌触りの絹ごし豆腐がたっぷり入っていて、汁は緩めでサラサラしています。甘み辛さのバランスが良く、これ絶対にご飯に合うやつ!ランチでは一番出るそうです。
今回もたいへん美味しくいただきました。
いろいろお話をお聞きする中で、コロナ禍での状況も教えていただきました。
たいへんな状況ではありますが、ここ深草は飲食店さんの横の繋がりがたいへん強いらしく、お互いにお店を行き来して助け合っているそうです。宮北さんの、「しんどい状況下、逆に本来の素晴らしい人のつながりを感じた」というお言葉が印象的でした。
横のつながりでこのようなものも作られているそう。最近の流行りにしっかり乗っていますね。笑
一度は食べよう深草の「酒粕ラーメン」「酒粕担々麺」!
店舗・施設名 | チャイニーズきんちゃん |
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住所 | 京都市伏見区深草一ノ坪町41 |
電話番号 | 075-642-9084 |
営業時間 | 11:30~22:00 定休日:火曜日 |
交通 | 京阪電車「伏見稲荷」駅から徒歩すぐ |
ホームページ | https://www.facebook.com/Chinesekinchan |
Writer古田誠
Writer古田誠
昼はバリバリ営業活動!夜は中華&美酒でエネルギーチャージ! 年に数度は本場中国へグルメの旅へ。