向かって左から、梛神社、隼神社が鎮座
梛神社は厄除けだけではなく、縁結びの神様としても有名です。境内には、主祭神の素盞嗚尊(すさのおのみこと)をまつる梛神社と、武甕槌神(たけみかづちのかみ)をまつる、厄除け・勝運の隼神社が鎮座。
素盞嗚尊は、京都では厄除けの神として有名ですが、出雲のヤマタノオロチ伝説では、櫛名田比売(くしなだひめ)を助けて結婚したことから、縁結びの神様としても信仰を集めています。
ご神木の梛の木
さらに、ご神木の梛(なぎ)の木は、縁結びの木とも呼ばれる縁起の良い木。
葉脈が縦に走り、引っ張っても切れにくいことから、男女の良縁だけでなく、親子、夫婦、仕事の縁など、すべての運が開けると言われているのです。
「えんむすび御守」初穂料 800円
その梛の木の葉を入れて、作られているのが「えんむすび御守」神職が作る貴重なお守りで、手作りのため、数に限りがあります。
お守りは、金運、仕事や人の縁、良縁の3種類があり、金運には稲荷社の梛の葉が、仕事や人の縁には、ご神木の梛の葉が納められています。
良縁の「えんむすび御守」
さらに、縁結びのお守りには、境内にある雄と雌の梛の葉入り。梛には雄と雌の木があり、雄花の花粉が風に運ばれ、雌花に出会って受粉し、実を結ぶのです。
良縁を運んでくれそうなエピソードですね。
「願いの実」初穂料 800円
境内には、丸い形の変わった絵馬も。おみくじ付きの絵馬「願いの実」は、中の紙に願いを書き、栓をして奉納するスタイル。
願い事が人に見られることがなくて安心と、ひそかに人気なのだとか。
梛の実をかたどったという丸い形には、「願いが実りますように」という気持ちが込められています。
吊り下げ用のひもが付いています
「願いの実」は、拝殿に奉納するほか、そのまま持ち帰って、お守りの代わりに身につけてもOKなのだそう。1年間身につけた後に奉納すれば、願いが実るように、祈りを込めてお焚きあげしてもらえます。
厄除けと良縁の梛神社で、厄を落として、新たな良縁を授かりましょう。
店舗・施設名 | 元祇園梛神社 |
---|---|
住所 | 京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2 |
電話番号 | 075-841-4069 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
交通 | 阪急電車「大宮」駅から徒歩5分、市バス26・28番「壬生寺道」下車すぐ |
駐車場 | なし |
Writer二木繁美
Writer二木繁美
学生&独身時代を京都で過ごしたイラスト&ライター。
イラストレーターとして活動しつつ、おでかけ記事を中心に執筆。好きなものはパンダと新幹線。一眼レフで写真も撮ります。