ライターが実際に京都の寺社を巡り、ちょっと変わったお守りや縁起物を紹介する「京都ご利益めぐり」。
11回目となる今回は、 梛神社(なぎじんじゃ)の「身代わり守り」をご紹介します。
こんにちは。和歌山・アドベンチャーワールドの赤ちゃんパンダの成長が楽しみな、二木です。
オスと発表されていたのが、実はメスだったようですが、元気に育ってくれさえすれば、それでいい……! 彼女に降りかかる厄を、すべて払ってあげたい。今回は、そんな厄除けにピッタリの御守りをご紹介します。
「身代わり守り」初穂料 800円
中京区の壬生にある元祇園梛神社(もとぎおん なぎじんじゃ)の「身代わり守り」は、ぎんなんでできた、ストラップ型のかわいいお守り。
宮司の木下雅文さんによると、こちらは厄除けのお守り。身につけることで、災いが起きる前に、ぎんなんが身代わりとなって割れるのだそう。
「まさか、気のせいじゃない?」と思うでしょう? でも実際に、授与された方から「これのおかげで大事にならず、助かりました」という声が寄せられているんです。
お礼参りの際に、またこのお守りを求めて帰るリピーター(?)も多いのだとか。
「なんだか、ついてないな〜」というときは、神社にお参りして穢れを払うとよいと言われますが、こんなお守りがあると、心強さが増す気がしますね。
元祇園 梛神社
梛神社は、阪急大宮駅から徒歩約5分。四条通沿いの南側にあります。元祇園という名称の由来は、八坂神社にゆかりがあることから、ついた名称だと言われています。
石碑にも元祇園梛神社の名前が
貞観年中、京の都に疫病が流行した際、播磨国広峰(現在の兵庫県南部)から、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を京都の八坂の郷へ迎える際に、この地にあった梛の森に仮祭祀しました。
この神様が向かった先が、祇園祭で有名な八坂神社。八坂神社は当時、祇園社と呼ばれていました。そのため、梛神社の名前の前に元祇園と付いているのです。
北側の鳥居の横にある「御供石」
境内には、祇園祭の山鉾巡行の際、神様への供え物を置いたとされる「御供石(ごくいし)」も安置されていますので、探してみてくださいね。
店舗・施設名 | 元祇園梛神社 |
---|---|
住所 | 京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2 |
電話番号 | 075-841-4069 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
交通 | 阪急電車「大宮」駅から徒歩5分、市バス26・28番「壬生寺道」下車すぐ |
駐車場 | なし |
Writer二木繁美
Writer二木繁美
学生&独身時代を京都で過ごしたイラスト&ライター。
イラストレーターとして活動しつつ、おでかけ記事を中心に執筆。好きなものはパンダと新幹線。一眼レフで写真も撮ります。