アオイ:では、いまよく耳にする“AI”について、開発事業本部 営業企画部の野山さんに伺います。野山さん、“AI”ってこの頃すごーくよく聞くんだけど、一体全体、何なんですか?
野山さん:“AI”って言葉ばかりが先走っていますが、直訳すると「人工知能」。私たちはAIそのものを開発しているのではなく、AIの中でも自然言語処理を活かしたソリューションを作っているんです。ひとまず難しく考えず、ソフトやサービスと同じようなイメージを持ってもらえるといいかな。
アオイ:はーい。そしたらDTS WESTさんは、なぜAIに取り組もうと思ったんですか?
野山さん:きっかけは2018年。この頃ってIT業界で「CAMBRIC※」って言葉が流行ったんです。社内でもIT業界で生き残るために、何かしら先進技術を取り入れなくてはならないね、という話があり、AIは自社の事業に活かせると見越してチャレンジし始めました。
※CAMBRIC…ハイテク業界のトレンドとなった7つの単語の頭文字を取ったもの。C=クラウド、A=AI、M=モビリティ、B=ビッグデータ、R=ロボティクス、I=I o T、C=サイバーセキュリティ
アオイ:へーえ。それでAIを活用して作ったのが…、
野山さん:AI の自然言語処理を活用したAI FAQシステムソリューションのkotosoraです。
■kotosora には古都そらちゃんというキャラクターもいます。かわい~。
アオイ:kotosoraちゃん、大学さんにはもう導入されてるんでしたっけ。その大学さん、どうしてkotosoraが必要だったの?
野山さん:大学の事務局って、新入生が入った4月は、私たちの想像以上に多くの問い合わせがある時期なんだそうです。しかも同じような質問が毎日、何度も入る。日によってはその対応だけで1日が終わってしまうこともあるそうです。
アオイ:あらー。アオイだったら紙に貼って掲示しとくよ。
野山さん:そんな掲示板に貼り出すかわりに導入したのが、kotosoraです。これなら学生さんは24時間、好きなときにどこからでも問い合わせできて、回答ももらえる。しかも事務スタッフの方の業務軽減にもつながりました。
アオイ:それはよかったですね。チャットボットって、今後はどんな風に広がる可能性があるんですか?
野山さん:人対人のやりとりが発生しているところなら、ある意味どんなところでも可能性はあるのかな。いまは問い合わせに対して受け答えをする、というかたちですが、他のシステムを組み合わせたり、問いに対して自動的に回答を用意することもできるようになるかもしれません。実は私たちも気付いていないような活用方法を、お客さまがすでに見つけていることだって考えられますよね。人が受け答えするような感覚でできることなら、可能性は無限大だと思います。
■「AIの面白さは他のIT技術との掛け算で無限大に広がること」、と野山さん。
アオイ:すごいニャ~。
野山さん:たとえばこの先は、AIとビッグデータ、AIとモビリティを重ねたときに、AIは足し算じゃなくて掛け算でいろいろなことを考えることができるので、可能性は無限大ですね。
アオイ:AIってみんなのアイディア次第で、ますますいろんなことに利用できそうだニャ~。
店舗・施設名 | 株式会社DTS WEST 京都オフィス |
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住所 | 〒604-8223 京都市中京区新町通錦小路下る小結棚町444 京都四条新町ビル |
電話番号 | 075-231-5488 |
Writer猫のアオイ
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タカラサプライコミュニケーションズのそばを流れる高瀬川の土手でひなたぼっこしていたところ、デジスタイル京都のスタッフと出会う。人間のことばがわかることと、猫であることを買われ(?)、デジスタイル京都のライターとして抜擢される。好きなものは(普通すぎですが)マタタビ。