お久しぶりです。猫のアオイです
しばらく家ネコと化しておりまして、おうちでのんびり香箱になってました。
が、ひさびさにデジスタイル京都で、SDGsに取り組む京都の会社さんの取り組みを聞いてきて、と仕事の連絡がありました。
「今回はシステム開発に携わっている会社さん。消防のシステムやAIを使ったサービス、それに非接触系のシステム開発もされているの。イマドキでしょ? この会社がどんなふうにSDGsに貢献しているか、アオイちゃんしっかり調べてきて。よろしく!」
大平印刷のヒトに言われて「にゃーい」とひと鳴き、早速出発。
そろそろお外に出たいと思っていましたので、うれしいニャー。
今回はちょっと長いので、ゆっくり読んでほしいニャ。
お邪魔したのは京都市内でも賑やかな四条通に面したところにある、株式会社DTS WESTさん。
システム開発の会社です。システムってネコにも関係あるかな。さっそく行ってみまーす。
今日は3人の方からお話を聞けるんだって。それぞれ、DTS WESTにはコアになる業務なんですって。最初にお会いしたのは、開発事業本部 公共ソリューション部の今村さん。
どうぞよろしくお願いしますにゃ~!
アオイ:今村さん、こんにちは。いきなりですが今村さんはどんなことがお仕事なのですか?
今村さん:アオイちゃん、119番って、かけたことありますか?
アオイ:えっ。いきなり逆質問ですね。ええと、アオイは猫なので119番したことはないです。
今村さん:私たちは119番通報があった時、どの救急車や消防車がいち早く現場にたどり着けるのかを瞬時に判断して、現場に向かわせるためのシステム開発を担当しているんです。
アオイ:ムムム。それ、ものすごくたくさんの情報をいっぺんに処理してませんか?
今村さん:そのとおり。救急も消防も人命にかかわるし、火事の場合1秒でも早く現場について火を消さないと、類焼の可能性も高くなりますよね。
アオイ:でも、もし消防署に必要な車がなかったら?
今村さん:そんなときは連絡があった時点で、どの車が最短で現場にたどり着けるかを判断して、その車が発信場所から経路探索で何キロで、予想何分で着けるのか、システムでそこまで判断して、一番近い車を選べるようになってるんです。
アオイ:すごいにゃ~。そんなこと、いつからできるようになったんですか。
今村さん:20年前くらいからかな。昔の消防署を知っているご年配の方の中には「若いころは黒電話が一つあるだけだった」と話される方もいるんですよ。
アオイ:えっ。黒電話! アオイは本物を見たことないです~。でも今村さんがそう仰るってことは、消防のシステムってすごく進化しているんですね。
今村さん:年月とともに情報量も増えて、処理速度が上がり、スピードも格段に上がっています。
アオイ:でも、システムって人が作るものでしょ。上手くいかないこともあるんじゃニャーい?
今村さん:確かに。でも私たちの社会に深くかかわるシステムを開発しているメンバーは、みんなそのことを肝に銘じて取り組んでいますよ。だって自分たちが作ったシステムのせいで、病人の搬送が遅れて、助かる命が助からなかった…。ということが万が一にもあり得るかと思うと、適当にはできませんよね。
■「人の命にかかわるシステムを開発しているという使命感が、私たちにはあります」と今村さん。
アオイ:そうか、消防は人の命にかかわることなんですね。そんな大切なシステムを作るのって、時間もかかるの?
今村さん:だいたい2年くらい、大きな政令指定都市だと3年くらいかけます。1年目に設計、2年目にものづくり、最後の年はテストや現地への導入試験などです。
アオイ:足が長いんだニャあ。
今村さん:それにシステムはパソコンなど端末の寿命とも関係するので、5年に1回は更新、10年に1回はシステムを一新するということもあるんです。
アオイ:3年かけて作って、5年で更新だなんて…。
今村さん:それに最近は大きな自然災害が起こるたび、バックアップシステムの話なども出てきます。
アオイ:ますます大変ニャ。ところで防災システムって、災害や病気がある限りなくならないと思うけれど、未来の防災システムがどんなのか、今村さん想像できますか?
今村さん:お客様の中には、AIを使ったシステム構築に関心を持っている方もいますね。コンピューターに任せた方が、判断の時間短縮になるなら、AIを活用することも考えていかなくてはと思います。最後は人間的判断が必要にはなりますが、10年後、20年後はもっと変わっている可能性はあると思います。
アオイ:消防のシステム、今後もますます性能アップするんだろうニャ。
店舗・施設名 | 株式会社DTS WEST 京都オフィス |
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住所 | 〒604-8223 京都市中京区新町通錦小路下る小結棚町444 京都四条新町ビル |
電話番号 | 075-231-5488 |
Writer猫のアオイ
Writer猫のアオイ
タカラサプライコミュニケーションズのそばを流れる高瀬川の土手でひなたぼっこしていたところ、デジスタイル京都のスタッフと出会う。人間のことばがわかることと、猫であることを買われ(?)、デジスタイル京都のライターとして抜擢される。好きなものは(普通すぎですが)マタタビ。