ごきげんいかがですか。
あんこ好きライター、かがたにです。
全国的に緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ気軽にお出かけするのはためらわれる…という方も多いのでは?
もともとインドア派の私なんぞは、今回の「おこもり生活」でますます出不精に磨きがかかっております。
今回の自粛要請では名店の廃業など、悲しいニュースも多かったのですが、一方で、今までにない商品の開発や、お取り寄せに力を入れ始めたお店も増えました。
あんこ好きとしてはいつまでも落ち込んでいては、この「あんこニューウェーブ」に乗り遅れてしまうぞ!とアンテナを張り巡らせている今日この頃です。
巷ではzoomなどでのオンライン飲み会などが定着しつつありますが、なんかしっくりこないという方や、まだやったことないという方は、一品でいいので、参加者全員で同じものを食べてみませんか…!
実は以前、オンライン飲み会でお酒のアテを揃えたらすこぶる楽しかったので、あんこでもやってみたらどうかしらと思っていたのですが、これが 大・正・解 !
乗っかってくれた友人たちにも感謝です。
今回、私たちが揃えたのは「亀屋良長」さんでお取り寄せできる季節限定羊羹「桃の果」。
3層構造になっていて、最下層のピンクは手亡豆(白インゲン)ベースの桃羊羹。
真ん中の白い部分は乳酸菌飲料(カル●スのことかー!)の錦玉羹。
一番上の透明な部分には白ワインで煮た白桃とレモンがお行儀よく並んでいます。
トップにはピスタチオが散らしてあって、なんともシャレオツでフルーティな一品です。
おー!青空に映えますねー!
待ち合わせの時間に合わせて、紅茶を淹れて待機します。
はよ、食べたい…と思っていたら、ビデオ通話がかかってきました。
「準備できた?」と羊羹を見せ合う私たち。
お皿の上は滑りやすいのでご注意を!
カットサイズが人それぞれで面白い。
画面左の友人Tと私(左下)は、「桃の果」をいただくのは今回が“お初”なので、ちょっと薄め。
(友人はお皿の手前に2切れカット、残りを奥にのせた状態)
画面右の友人Mは去年もこの羊羹を食べたそうなのですが、お盆休みで親戚が集まっている時に切ったため、一人当たりがペラッペラに薄くなってしまい、「今年こそはガツンとした幅で食べてやる!」と心に決めていたんだとか。四等分を2切れ…と、かなりのお貴族様です。
いただきま〜す!と一口食べるや否や、
「これ、炭酸飲みたくなるわ!」
と、炭酸を取りに離席するお貴族様M。
「私も炭酸取ってくる!」
と、続く友人T。
「ほんまや…!」
さらに続く、私。
紅茶を用意していましたが、急遽ジンジャーエールにチェンジしました。
この日は暑かったのもありますが、桃とレモンに、炭酸がドンピシャ。
「和菓子だけど和菓子っぽくないねー」
「一番上の層だけ食べたら、ほんのりミントの味がするわ!」
「三層一緒だと、ミントはわからんかったー」
「お酒にも合いそうじゃない?」
など、ギャイギャイ言いながら。
「ペロリやな」
「一人で一本食べられそう…」
「おいしいね」
「うん、おいしいねぇ…」
同居する家族以外の人たちと、“おいしい”をシェアする感覚(いや、一人で一本食べられるとか言うてますけど)が久しぶりなこともあって、こんな当たり前のことが無性に嬉しくなったのでした。
少なくとも、私は来年この羊羹を見たら、この日のことを思い出さずにいられないと思います。
今回は各自で取り寄せて開催したのですが、父の日やお中元に離れた家族や友人に贈って、オンラインで一緒に食べてお祝いするのもいいんじゃないでしょうか。
>>次のページでは私が実際に取り寄せているお店や、次に狙っているお店のお取り寄せの一部をご紹介します。
Writerかがたにのりこ
Writerかがたにのりこ
あんこをこよなく愛し、月に2回は自宅で餡炊きをするフリーライター。 元・漉し餡党、現在はあんこ博愛主義者。