グルメ・お土産

2020.05.20

 

どこか懐かしい…でも、驚きの味わい。 面白がってもらえるとうれしくて

 

お店でこの朴葉飯を出すと、「え、甘い!? 知らない味じゃないけど、…でも初めて!」とびっくりされることもあるのだと、いたずらっこのように笑うお二人。「でも、皆さん、面白がってくださるし、『また食べたい』とリクエストをいただけたりもして、うれしいですね」

―思わず会話が弾む、旅に出たくなるような、そんな風情のある一品を盛り込んだザルは、何とホームセンターで買ったものだそう。ふだんから、梅やタケノコを干すのに活用している生活道具だというから驚きです。

お味噌汁が入っているのは、根来(ねごろ)塗りの蕎麦猪口(そばちょこ)。サイズがお椀代わりにちょうどよく、ヘビーユーズしているというこちら、骨董などではなく、木曽漆器のメーカー製のものを買い求めたのだとか。「何でもないデザインですが、いろんな器とも相性がよく、重宝しています」とのこと。

いずれも、特別なものではないかもしれないけれど、こんな風にお料理との相性を考えて使うと、それはそれは素敵に決まる、というヒントになりますね。

 

▲撮影準備中。フキの葉の置き方を思案中の由香さん

 

▲お店のオープン以来、活躍している蕎麦猪口。「輪花(りんか)の削りが可愛くて、お気に入りなんです」と、めぐみさん

 

▲ザルと蕎麦猪口のコーディネートは、沖縄のやちむんの青い柄付きの小皿とも相性良し

 

▲撮影に使った葉っぱの軸は、きゃらぶきに。美味しそう!

 

▲この日、「まつは」店頭のショーウインドーに飾られていた、ふんわり可愛い張り子のお釈迦さま。作者は、めぐみさんでした

 

―次回は〝芒種(ぼうしゅ)〟をイメージしたお料理のレシピをお届けします

Information
店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) ※17:00以降の利用については要相談。電話やメール(matuhairoiro@gmail.com)でお問い合わせください。
【日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり】
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
ホームページ https://www.matsuha225.com/

Writer市野亜由美

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Writer市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好きなライター。レシピ記事が得意。
今回は、自身のお気に入りのお店「まつは」の西村めぐみさん(写真向かって右側・姉)、西村由香さん(同左側・妹)の協力を得て、簡単に作れて、ワクワクするようなレシピを連載する夢が叶いました。 「お茶をするのも、お酒を飲むのも、ぼーっと過ごすのも好き」という西村姉妹が切り盛りする同店は、2020年2月で6周年。良い塩梅(あんばい)に、かしこまり過ぎず、丁寧につくられた食事やスイーツ、おつまみにファン多数。
WEB:https://www.matsuha225.com/

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