森さんのご紹介で少しお伝えしましたが、本格的に料理を始められたきっかけは、子育てだったそうです。
「子どもは、日々成長していますよね。ふと、″骨や肉はもちろん、髪の毛、爪、そのすべては食べ物からできているんだな″と感じた時に、″本当に今のままの食事を続けていいの?″と、ある意味、怖さを感じたんです。
なるほど、まさに僕の今の悩みとすごく近いです!「美味しいのは分かってるけど、これでいいのか?」疑問に思うけど、どうすりゃいいのか分からない・・・です。
「料理教室を始めたのは、そんなことを考えている親御さんに、安全でおいしい「食」と暮らしの楽しみ方を提案したかったことがきっかけです」
そこで教室を始めちゃうあたりが森さんのすごいところ!
例えば、今月のメインとなっている「さばのガーリックオイル焼き」
添えられているのは「からし菜と聖護院大根とホタテのサラダ」「たまごとにんじんと菜の花のポテトサラダ」。
お野菜はなるべく地元の農家さんが作られたオーガニックなものを使われていたり、マヨネーズも無添加なものを使われていたり、しっかり身体のことを考えられています。
「お米は半分だけ米ぬかが残っている【五分づき】のものを選んでいます。」
いきなり100%玄米を食べると、お腹の調子が良くなくなっちゃう人もいるので、まずはこれを召し上がってもらおう、という想いだそうです。
これがまた美味しい!
「毎日使う調味料には特に気を使っています。お味噌やお醤油、みりんやお酢といった発酵食品って、身体にとってもとても大切なものなんです。日本人の腸を整えるためには欠かせない発酵調味料。こだわって作られているメーカーさんはたくさんあるけど、なかなかそれを知る機会もないですよね?」
「きのこと海老芋と九条ネギのお味噌汁」
先ほど、その香りを絶賛しましたが、口に含むとお出汁とお味噌の味わいが広がり、自然と「おいしい!」と声が出ます。
しっかりとしたお出汁があるから、多量のお味噌もいらず、塩分も抑えられます。
「お出汁にこだわる」だけで、味わいも、身体への思いやりも変わるんですね。
「黒毛和牛の肉豆腐」
こちらも美味しかった!
「このお店で召し上がっていただいたことをきっかけに、まずは料理への興味を持ってもらいたいんです。そこで”私も作ってみたい!”と思ってもらえたら最高ですね!だから、毎月のメニューは黒板にレシピとして記しているんです」
カウンターの上の黒板にはびっしりとレシピが!
来られていたお客様は皆、このレシピを撮影されていました。
ここで食べて、美味しいと思ったものを、家でも作る。そんな「味のバトン」がひろがっていくのは大切なことですね。
「こんなお話をすると、どうしても手の込んだ料理というイメージもあるかもしれませんが、実はそんなに手間暇かけずにできるものばっかり。ちょっとだけ、食材や調味料にこだわってみたら、びっくりするくらい美味しくて身体にもやさしいメニューがご自宅でも作れます!」
「有機大豆もやしとわかめの塩ナムル」
有機大豆のもやし、はじめて食べましたが、「お豆の味」を感じられます。こんなメニューがささっと作れるようになると、料理ももっと楽しくなりますね。
お漬物は自家製。これも発酵食品ですね。
デザートの「焼きりんごシナモン風味」
懐かしい味がする!母親がよく作ってくれていました。
食事をするだけで、なんだか元気になる、そんなランチタイムを味わえました。
「一生懸命いいモノを作られている調味料メーカーさんの代弁者なって、少しでも多くの人に、その好さを味わってもらいたい!」
森さんは、そうも語られていました。
実際にお店で使われている食材はその場で買うこともできます。
改めて感じたのは単に「外食に来た!」ではなく、「毎日の食を考えるヒントをもらえた」という感覚。
そして、子どものことを考えた料理づくりも、次のステップに進めそうな気がしました。
美味しく食べて、「おうちごはん」につなげる。
とても素敵な体験でした!
ごちそうさまでした!
店舗・施設名 | Relish食堂(レリッシュ食堂) |
---|---|
住所 | 京都府大山崎町大山崎鏡田20-14 |
電話番号 | 080-2522-4468(11:00-16:00) |
営業時間 | ランチ11:00~ 12:45~ 【日月休 月祝営業、翌火休】 |
交通 | JR山崎駅から徒歩約13分、阪急大山崎駅から徒歩約10分。 |
駐車場 | 駐車台数に限りがあります。満車の場合は近隣のコインPのご利用をお願いいたします。 |
ホームページ | http://www.relish-style.com/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
Twitter:@digistylekyoto
Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/